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『..........シャー...ロック.....。』
コナン/緑川「「!」」
『シャーロックと同じ...コナン・ドイル、、』
ぽつぽつと言葉を発する汀紗に目を見開く。まさか、、、
『いい.....良い名前をもらったね。江戸川コナン君、』
コナン「.....うん、ボク ホームズ好きなんだ。」
そんな簡単に戻る訳ねーか。蘭と同じだ、変に期待すんな
『隣にいる緑川さんから、事情は追々聞いてるんだけど...いいの?自分家に帰りたくない理由も分からない私のわがままを君が聞いて、何より記憶も何も無い私が...迷惑じゃない?』
コナン「うん。全然平気だよ、だってボク汀紗姉ちゃんの友達だからさ!力になりたいんだ。汀紗姉ちゃんだって、本当は記憶を戻したいって思ってるよね?」
『!.....うん、うん。思ってる。だって...私に顔を合わせてきた人達みんな...、それはコナン君、きみも.....皆悲しそうな表情をしているの...。理由は分からないんだけど、それを見てる私自身も辛くてさ、、
早く元に戻りたいの。子供に頼むなんて、おかしいって思ってるんだけど...なんでかな、コナン君になら頼んでも大丈夫なんだろうなって言う信頼がもうあるの。
...だから、記憶を取り戻すのに手伝ってくれる?』
オレに向けて手を差し伸べてきた汀紗。断る訳ねーだろ、
コナン「もちろんだよ。汀紗姉ちゃん!」
腕を伸ばし、汀紗の手に触れ握手を交わした。
緑川「言っとくけど、俺たちも手伝うからね汀紗ちゃん」
『あ、ハイ!ありがとうございます。緑川さん、飛田さんと安室さんにもよろしくと言っておいてくれると恐縮です』
緑川「了解。」
緑川さんは体を曲げて、汀紗の目線に合わせて微笑み。そう言った汀紗の頭に手を乗せようとしたが...寸前で止めてオレの方へ目を向けて「あとは任せたよ」とだけ言い、背を向けて立ち去って行った。
『緑川さん.....私の頭に、手...乗せようとした?』
コナン「.....。兎に角行こう!ボクの知り合いの兄ちゃんの家に皆待ってるから!!」
『あ、ま、待ってコナン君...! その家に住んでいる人達に事情は、??』
コナン「話してる!」
「用意周到...」なんて呟きが汀紗から聞こえてきた。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時