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諸伏「っ、このビルにも爆弾を...!?」
コナン「くそっ!」
逃走を測ろうとした女にコナン君は時計を構えた。女はふらりっと倒れ込み、何とか逃さずに事は済んだ、、。
松田「おいどうする!?」
降谷「皆はコナン君と共に、ヤツを連れて脱出しろ!」
『えっ...、あ...、安室さんは...?』
降谷「僕は錦座駅の爆弾の場所を調べる。大丈夫、すぐ追いかけるから、君は安全な場所で待っていてくれ」
何か言いたげな表情だった汀紗に背を向けて、部屋にあるPCで計画の資料を調べるが、爆発を仕掛けた場所は書いていなかった。
...別のファイルを開いて手がかりを探る、、。
伊達「ゼロ急げ!!」
萩原「崩れるぞ!!」
降谷「分かってる!!」
必死に手がかりを探す...。どれだ、?どこだ、、!
降谷「!
あった!!風見!!錦座駅の三越 13階フロアの喫煙所だ!急いで迎え!!」
耳に着けていたインカムから風見に連絡を入れる。持って来ていたUSBに証拠となるPCのデータを移していく。
...っ息苦しい。火の回りが思いのほか早い、元々 廃ビルだ。崩れ始めている、、。だが用は済んだ。さっさと脱出しよう、部屋から離れ松田達がいる方へ足を進めた__
バキィッ!!!
降谷「!?」
その時、突然自分の走っていた床に亀裂が走り瓦礫の破片となって床が抜けた。下は少なくとも数十メートルはある
「ゼロ!」と叫ぶアイツらの叫び声が聞こえてきた、けどダメだな...これは.....掴まれる場所がどこにも、、、、、、
パシッ──────────!
降谷「!」
『ゔっ...ぐッ.....、!』
な、汀紗っー、、!?!
降谷「何をっ...何をしているッ!!!」
『っ...しん.....じゃ、だめ...』
降谷「っ...」
バカ...そんな力の出てない細い腕で、僕を引き上げることなってできる訳が無いだろう。大きな穴が空いた空間に、宙ぶらりん状態になる僕...。
汀紗、、頼む、手を離してくれ、
このままじゃ、お前も落ちて確実に死ぬ─────、、。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時