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ドンッ──────────!
「「「「!?」」」」
その時、上の階から銃声と共に窓が割れる音が響いた。
バッ─────!!
「「「「なっ...!?」」」」
その音に気が逸れた瞬間、僕らの頭上を飛んで舞い降りた汀紗。そのまま階段の方を駆け上がっていく、しまった...!
松田「ヤベェ、!」
諸伏「でもなんでっ...!?あの感じじゃ、今の汀紗は能力を使えないハズだろ!?」
萩原「訳はしんねーけど、本能的に動いたんだろうよ!向こうにはボウズと班長がいる!!2人を守る為に身体が動いちまったんだよ!!」
降谷「!...やっぱり、まだ奥底には僕らの知っている汀紗がいるのか!?」
階段を上りきると、同じく階段を上り終えた汀紗と廊下の先に班長が蹲っていた。コナン君は班長の傍に寄り添っている。
コナン「!ぁ...安室さん!」
『コナン君...』
「八宵汀紗ッッッ!!!!」
『!』
その時、薄暗い一室から女が出てきた。
右手からは血が滴っており、床には拳銃が転がっている。撃たれそうになったコナン君を班長が庇って...恐らく近くの狙撃可能範囲のビルのどこかにいる赤井が、、と言った所だろう。
降谷「.....お前が矢嶋の愛人とかいう女だな?」
汀紗を松田と萩原に任せ、コナン君と班長の前にヒロと共に出て銃口を向ける。
「退け警察ッ...!!!その女のせいでッ...矢嶋がッ、、!あの方と私の思想は一致していたの!!この腐った美しく変えたいって...賛同したのよ!!!それをその女が台無しにしたァッ!!!」
諸伏「だから汀紗に変装して、電波ジャックを起こし爆破テロを予告して、矢嶋釈放を要求した」
「そうよ...。全部その女がいたせい、、!」
そこで蹲っていた班長が身体を起こした。
伊達「くっ、ゼロ!諸伏!もう一つの爆弾は錦座だ!!」
コナン「部屋に、駅の構内図もあったよ!」
降谷「錦座駅に設置した爆弾の場所はどこだ?」
握る銃に力を込める。
「撃ちたければ撃ちなさいよぉ。でも、あんた達も、道連れだァッッ...!!!」
錯乱した様子で叫び、起爆スイッチらしきものを押した。
その瞬間...地鳴りが聞こえ、爆発音が響いた。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時