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赤井さんは700m先の建設ビルで待機させ、オレは汀紗と松田刑事と萩原刑事と伊達刑事と共に廃ビルの中に入った。
ここに来る途中で安室さんと緑川さん、ほか数台の公安らしき車を見かけた。
松田「ボウズ、手柄はお前にやる」
コナン「...松田刑事、子供に犯人任せるの?」
松田「こんな時だけガキぶんな。文句言わねぇって約束だろ?だから頼むよ」
コナン「.....わかった。とりあえず、もうひとつの爆弾の場所を聞き出して、口を割らせたら眠らせるよ?」
松田/萩原「「嗚呼。」」
伊達「待て待て!ボウズ信用してんのはわかるけど、向こうは凶器を持っているかもしんねーんだぞ?俺もボウズと行く。汀紗はお前らに任せる、
ボウズは危険を感じたら無線でFBIの赤井捜査官に__」
降谷「赤井?」
オレらの会話を遮るように、空気が苛立つ様な声が聞こえてきた。気配を消して、背後にある角から現れたのは安室さんと緑川さん...。
伊達「ボウズ行くぞ!」
コナン「うん!」
伊達「それと、汀紗!!俺は信じてるぜ──!!!」
汀紗は4人に任せて、オレは伊達刑事と共に先へ向かった
『あなた達は.....安室さん...、緑川さん...、』
松田と萩原の後ろから、不安そうに声を上げた汀紗。
手が震えている...怖いんだろうな、いつものお前なら真っ先に突っ走って犯人を確保しに行くのにな、、。でも今の汀紗は弱い人間.....。悪いが、僕はそんな汀紗は好かない。
躊躇も無しに、人を救う、、人を笑顔にする事が出来る、あの汀紗が好きなんだ。だからこそ、早くアイツの中で一番響いた「言葉」を見付けないといけないのに───っ!
『...また、悲しそうな顔してますね...』
分からない...。
なんなんだ?言葉って、汀紗にとって嬉しかった言葉は...!
『あなた達にとって、私はそこまで大切な存在なんですね...。なら尚更、記憶を取り戻さないと、、私に...何か、出来ることは、、ないんですか、、、?』
「「「「っ...、」」」」
クソっ...!不安にさせてどうする、、!
それじゃあ汀紗に負担を掛けるだけ、ここに連れてきた訳は汀紗の記憶を取り戻す為であって、不安にさせる気も危険にさらす気も無い...。考えろ、、。
何か、なにか無いのか───ッ!!?
僕ら4人が必死に頭の中で思考を巡らせる。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時