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コナン「そこで最終的に考えてみたんだ。今の汀紗姉ちゃんを理解して受け入れてくれて、警察の情報も変に入ってこなくて、尚且つ身の安全が絶対に保証出来る場所が...」
少し気まずそうに僕に問い掛けてきたコナン君。
その態度で察しが着いたと同時に、腹の底から煮え切らない怒りがふつふつと湧き出てきたが、僕のわがままで汀紗を混乱に巻き込む訳にはいかない。「任せたよ」とだけコナン君に告げて、ヒロと共に汀紗がいる場所を教えたー。
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スケボーを走らせて、安室さんから伝えられた場所へ向かうとベンチに腰を下ろして景色を眺めている汀紗と、傍で立ち往生している緑川さんの姿が見えた。
ザシュッー!!
『!』
スケボーを地面に滑らせて、止めるとその音に反応してこっちへと振り返ってきた汀紗。
...何処と無くだけどいつもの汀紗じゃないな。改めて、コイツが本当に記憶喪失になったんだという実感が着いた。
緑川「あ、コナン君。その.....」
コナン「謝らないで、分かってるから」
緑川「! ...フッ、強いねコナン君は、、ありがとう」
眉を下げて笑った緑川さんに肩を竦めて、汀紗を見据える
『.....名前、は?』
吹く風に長い髪を靡かせながら、訪ねてきた汀紗に一瞬息が詰まった。まさか2度もこんな気持ちを味わうだなんてな...、
コナン「ボク、江戸川コナン!よろしくね!」
『...............。』
コナン「...?」
小学生を装って名乗ると、何故かじっと見詰めてくる汀紗
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時