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昴「ダメです。出ては...、」
『で、でも...』
昴「お願いします。」
『..........わかり...ました...。』
伸ばしていた腕を引っ込めると、私の手の上に乗せていた手をゆっくり離した沖矢さん。着信はまだ続いている、、
...あぁ、そうだ。この着信音...あの歌だ、、。
『.....か...ら...す.....なぜ.....なく.....の..........』
昴「っ! 今は、駄目だ...!!」
パシッー!!
昴「...!」
横から私の言葉を遮るように手を伸ばしてきた沖矢さん。でもそれを自分の手で、掴んで止めた。だめ.....ダメだ、、
『邪魔はさせない.....』
強く沖矢さんの手首を掴んだまま、再びスマホに手を__
昴「汀紗!!!」
『!!.....ぇ、あ、。っあ!す、すみません...!!』
バッと掴んでいた手を離す。
え、そ...そんな、痣になってる...!? そんなに強く掴んだ覚えないのに、、!というか私そんな握力ないよっ、!?
『...ほ、ほんとに、すみません.....。』
昴「いいえ、大丈夫です。」
気付いた時には、音が止んでいた。
...なんの音が、、?
あれ、私...さっきまで、、、何してたんだっけ、、、、?
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警視庁・エントランス──。
松田「..........。爆破予告を伝えている時点で、誰かを爆発に巻き込ませるつもりは無いみてーだな」
伊達「嗚呼。事前に予告しておけば、そのエリアは封鎖されて誰も近づかない...」
萩原「つまり狙いは...」
「「「汀紗、一人」」」
汀紗に復讐をして、矢嶋を解放させることが目的と見て間違いないだろう。...怒りを変えると案外、冷戦になれるもんだな。
萩原「それよりどうするよ?汀紗の家族が今もし日本に居たとしたら...」
伊達「不味いよな。」
風見「あ、! いた!」
松田「ん?...あぁ、アンタか」
焦り顔で此方に駆け寄ってきたゼロの部下である風見刑事
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時