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灰原「.....私が組織にいた頃と同じような効力だとしたら、方法は一つ」
コナン「それは?」
「言葉」という単語を発した灰原に眉を寄せる。
灰原「汀紗さんが、相手に言われて一番嬉しかった言葉。それをもう一度伝える、、そうしたら薬の効果は切れるかもしれない.....」
コナン「.....はぁあ〜〜っ...、」
脱力してその場に、しゃがみ込む。
灰原「貴方にこう言いたくはないんだけど...、望みが薄すぎるわ。汀紗さんにとって大切なものはこの世界、こんな大規模なこの世からどうやって「一番嬉しかった言葉」を見つけるの?
それプラス、時間もないわ。薬が完全に体に馴染むまで3日....それ以上、経つと完全に汀紗さんは忘れてしまう...
この世界を.....自分を.....そうなれば汀紗さんは、、、」
コナン「わかった。もういい、それ以上言うな...」
聞きたくない。それ以上何も...
コナン(安室さんが言うには、汀紗が薬に侵されたのは2日前...。だとすればタイムリミットはもう1日、有効期限付きでこの世界から言葉を探し出せだァ??)
そんなの...
博士「あ、哀君!新一!大変じゃ!!」
その時、博士が大慌てで地下室へ駆け下りてきた。
灰原「どうしたの、博士?」
博士「いいから早く上に!大変なことになっとる!」
コナン「.....行くぞ灰原、」
灰原「えぇ。」
博士の慌てようから何か緊急事態だと察して、オレと灰原は急いでリビングに上がった。
そして博士が示すパソコンを見て、目を見開いた。
そこに映っていたのは...フードを深く被る汀紗。
黒いフードの間からはっきりと見える、アイツの色鮮やかかな髪色...。なんだよ、、これ?何がどうなってッ_!!
《もう一度、都内の駅3つに爆弾を仕掛けた。
私からの要求は1つ...逮捕された矢嶋康二の解放。明日の18時までに要求が呑まれない場合、起爆スイッチを押す》
パソコンの中の汀紗がそう告げた。
灰原「どういうこと...!?」
コナン「わ...分かんね.....」
博士「このLIVE映像、ネットのどのサイトからも流れとる!」
コナン「なッ...!電波ジャックっ...!?」
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月14日 16時