1338【私が見てるし貴方だって見てる】 ページ39
伊達《八木警部補が、最後にかけようとしていた電話番号は7155...。》
『おん。今さっきまで由美たんと一緒にいたから、それ聞いたよ』
松田《貸せ班長、ンでよぉ。駐車禁止の道路標識と7155って考えたら...道路交通法第71条5の5としか考えられなくてよ》
伊達《あのダイイングメッセージは、イギリスの道路標識を参考に示されていた。何かを禁止する標識は、丸に斜めの棒が入ったもので...アルファベットのNとOを組み合わせたもの》
松田《つまり、英語の“NO” 駐車禁止の標識は、青地にNOを重ねたもの。青にNOで青野.....犯人は青野健吾ってダジャレみてぇな見解になったんだが、、。
辺りを見渡して目に入るものがそれしかなければ、その成り立ちを知っているだろう同僚に一縷の望みを託してそうする他無かった...って事でいいのか?》
『よかったりしますね』
電話越しに、微かに2人の喜ぶ声が聞こえた。
一方、萩の方も誰かと電話していた。「投身自 殺」という単語が聞こえてきたので向こうの方も犯人が誰なのか、特定出来た様だ。
『なぁ、松田。投身自 殺の件は?』
松田《え?ああ、杯戸町2丁目のオフィスビル屋上からってやつか?それなら飛び降りた女の名前は緑川藍子で、現場のビルが勤め先で、八木警部補が転落したマンションに自宅があったそうだが__》
『職場のディスクからは遺書も見つかっていて、現場には靴とスマホ.....そして、その彼女には婚約者がいた。』
松田《結局、ソッチから言うのかよ。まぁ...正直な所、青野健吾の完全なる逆恨みだな。恨むんなら違反しているテメェを止めた仕事を熟す女警察じゃなくて、彼女をノイローゼにまで追い詰めた会社の上司を恨めってなー。》
ブツッと切れた通話...同時に至る所からパトカーのサイレンの音が聞こえてきた。犯人は青野さんだと特定し、捜索を開始したんでしょう!
萩原「そっちも話が済んだみたいだね。」
『ああ、』
昴「送って行こうか?君らの仕事はここまでで大丈夫な様子だし__」
ヴーッ!! ヴーッ!!
『あ、電話。また失礼』
ピッ、
コナン《汀紗姉ちゃん!もしかしたら、苗子さんが拉致されたかもしれないんだ!!》
『.....あ"?』
昴/萩原「「.....。」」
『..........続けろや』
わしの声にひよった野郎共はほっとく。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 22時