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現在地、曲がり角からミニパトが見える所
『昴 何してるの?』
昴「警護です。そちらは?」
萩原「お姫様抱っこは無理矢理...」
『元はと言えば萩が、私に由美たん達の居場所どこなのか任せたのが悪い^^』
萩原「っ、ぅ...もっ、俺が悪かったから汀紗ッ.....!」
そろそろ萩が限界な様子なので、下ろしました()
『そいで昴は、警護とか言うくせに気配隠さずなの?』
昴「頼まれてな」
スマホの画面を見せてきた、送り主は羽田秀𠮷。
《兄さん!由美タンを守ってくれ!絶対だよ!》
『.....私、いつチュウ吉に逢えるのかな、、。』
昴「フッ、アイツもそう思っているぞ」
『え...秀吉さんが??私に会いたいって事???』
昴「嗚呼。何度か汀紗の事は、メールで話していてな...挨拶と将棋を一手交えてみたいと言っていたぞ」
『へ〜!良いなぁ。会いたい!まぁ将棋は私が勝つがな!!』
それに昴は笑みを浮かべて、またミニパトの方を一瞥。
萩原「はぁ〜〜...。所で、沖矢さんって妹さんだけじゃなくて弟さんもいたの?」
ずっと壁に手を着いて、息を切らしていた萩も話に入ってきた。それに昴は少し間を開けてから「嗚呼」とだけ頷いた。
萩原「ふーん...。なんというか、通りで面倒見が言い訳だ」
『ん?』
何故、私の方を見て言う??
すると別の曲がり角から野郎が2人、酒瓶片手にミニパトへたむろっていった。酔ってるな...しかも現場に行ってた由美たん戻って来たし
萩原「.....。」
『メンドって顔しない』
萩原「どうしますー?沖矢さーん」
昴「状況次第ですね」
ミニパトに寄りかかって酒を煽る野郎達は、由美たんに話しかけて、それはどんどんヒートアップしていく。
萩原「まぁ、分かってたけど...宮本ちゃんの性格上、穏便に済ますのは難しいだろうね。」
昴「萩原刑事は汀紗さんとここに、居てください。私が行きます」
萩原「え?」
昴「警察の貴方が行けば、更にヒートアップするかもしれないじゃないですか」
萩原「.....。フッ、じゃあ任せましたよ、FBI捜査官」
昴の言葉に少し目を丸くしたあと、ニヤリと笑みを浮かべて場を任せた萩。...って、私も萩と一緒に残るの!?
『冗談じゃない!!そもそも私が由美たんの方に来たのは、あのクソ酔っぱらい共に一発蹴り入れる為n((パシッ!!
んぐッ!?ꐦ』
萩原「はいはい、気持ちは分かるけどここは沖矢さんに譲ろうね?」
萩に背後から口と両手を塞がれた。おい!塞ぎ方が完全に被疑者の取り押さえ方と同じなんだよ!!ちくしょうッ!!!
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 22時