【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する２７ (ページ32)

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萩原「.....。黒田管理官そう何でもかんでも、この子に聞くのは...」

黒田「何か問題でもあるか？」

萩原「ありますよ。大切な友人であるからこそ...」

私の肩を引いて守る様に、前に出た萩とそれを鋭い視線だけで睨み返した黒田管理官。。え、何この空気...？？ほら何でか残ってる美和子も、目丸くしてビックリしてるよ！

肩にある萩の手に、自分の手を置いて前に出る。

萩原「汀紗...。」

『大丈夫だよ、研二』

萩原「でも...」

『平気。』

踵を上げて、研二の頭を撫でて遺体の前でしゃがむ。

『被害者の右側頭部の外傷、これは地面に落下した際に負ったもので...その場合、傷口は地面側に向いているのが普通なんですけど、、実際は反対の上側にあります』

佐藤「あ、本当だ」

隣に同じくしゃがんだ佐藤刑事が指摘に声を上げた。

『それに、被害者の左手が顔の向きとは反対にあるスマホに向かっている...スマホの操作を画面を見ずに行うのは難しい。

もし被害者が何かメッセージを残そうとした、あるいは電話をかけようとしていたのなら、顔はスマホのある左側に向いているはず』

黒田「偶発的要因の可能性は？落下の弾みで顔の向きが変わることもある」

目暮「電話をどうするつもりだったのかもまだ不明だよ？」

2人を見やり、視線を遺体に戻す。

『被害者の顔正面には目立った大きな外傷はないですけど、鼻の頭に何か擦ったような傷があります。それに口元にも、一定方向に拭ったように口紅の痕が流れている。

地面で顔を擦りながら無理矢理右を向いたかのように...』

目暮「確かに、すると被疑者が逃げた方向を目で追ったのかもしれんな。」

黒田「スマホについては至急鑑識に調べてもらうとしよう誰かに電話していたとしたら、その通話相手が何か聞いているかもしれんからな」

黒田管理官がそう話す中、私は少し殺気を込めて目線を後ろに向ける。

「ッ！？」

犯人...と思われる、人物と目が合いそれに驚いた奴は慌てて野次馬から抜けてその場を去って行った。瞬間、私の後方にいた萩原が其方へ目をバッと向けた。

『...』

萩原「.....。」

佐藤「ん？どうしたの汀紗ちゃん？萩原さんも怖い顔して...？」

突然、振り返った私と研二に首を傾げる美和子刑事。