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運転する赤井さんイケメンだな〜って助手席でガン見してたらあっという間に、目的地に着いたお。車から降りてドアを閉めたとき目の前に何故か赤井秀一がいた。
『えっと、?』
赤井「お手を、」
『お手?』
何だと思いながら言われた通りに手を出すと、その手を赤井さんに優しく握られ紳士の如く、その手を自身の腕に回して置いた。
『.....う、腕組み...ッ!?』
赤井「デートの定番だろう?」
『は、はぁ...ッ、は、わぁ...』
赤井「いつも以上に喋れてないな」
『いやいやいやいやい!無理!これは無理!!これ1日はさすがに私の身が持たん!!百歩譲ってこう!!!』
シュバッ!!っと赤井さんの腕の中から、自分の手を引いて赤井さんの手を掴んで指を絡めて握る。
『手繋ぎの方がまだ命持つ!!あとシンプルに腕組みって動きにくくねーですか??』
赤井「あぁ、そうだな.....。」
変な所で無自覚で将来が心配だと思う赤井秀一であった←
足を進めると、どんどん通りが色鮮やかになっていく...。
まだ、ちゃんとエリア入る前なのにもう凄いが??どれぐらい凄いかっていうと、ジンとウォッカと一緒に見た錦座のイルミぐらい凄い。つまり綺麗!
『あ、そういえば私赤井さんに聞きたい事あったの』
赤井「なんだ?」
手繋ぎは一旦離し、スマホをイルミネーションに向ける。
『単刀直入に聞くけど、バーボンとお茶会した?』
カシャー。
美しい光景をカメラに収めて、数秒後...
赤井「そう馬鹿正直に聞かれたからには答える他ないな、したぞ。」
「ふぅ〜んっ」と思わず、笑みを浮かべた。
『どんな事話したの?』
赤井「それはナイショだ」
『あら〜、何を聞かれてものらりくらりですか!』
赤井さんの隣に戻り、撮った写真いるか?と声を掛けようとした時。
「わぁ〜!きらきらピカピカいっぱい〜!!」
私達のすぐ横を、走って通り過ぎて行った女の子。後ろの方から母親らしき人が「待って!優舞!」と呼び掛ける声が聞こえてきた途端__
ガッ!
「きゃっ!」
女の子は目の前で躓いて、コケた。
「うぅ...」
ありゃありゃ、せっかく可愛いお洋服着てるのにねぇ??
『ちと待ってて秀ちゃん』
赤井「そうか?」
全然、転んだ女の子を助ける気だった赤井さんには待ったを掛けて私は啜り声を上げている、女の子に駆け寄った。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 22時