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コナン「汀紗姉ちゃん、またバイトの予定合わせ作ってるの？」
なんて言いながら、PC画面を覗いてきたコナン君だが...見えないように防止している。それに案の定 目を見開いたコナン。
『防止だよ』
コナン「！」
『誰かに見られる訳にはいかねェ内容だからな、』
そう小声でコナンに伝え、掛けていた眼鏡を指を上げると「そんなメカも作れるのかよ...。」なんて言いながら諦めた様子で、元の席へと戻って行った。
ザンネンだったね〜。PC画面が真っ白なのは、自分で改造した。ソレを見る方法は今、自分が掛けてる眼鏡以外見れません！肉眼では確認不可避！！
蘭「あれ？こんなところに冷蔵庫なんてあった？」
一方、蘭はカウンターを挟んで目の前にある小さな四角い機械に目を向けた。その横では、電気ポットが蒸気を発している。
梓「あったよ？一ヶ月くらい前から。ていうか、それケーキのストッカーよ」
蘭「ああ、あのケーキの！」
コナン「蘭姉ちゃん食べたの？」
蘭「うん。とっても美味しいんだよ」
梓「何しろ安室さん特製のケーキだから！」
お湯の沸いたポットを片手に自慢げに話す梓ちゃん、うぅっ...目の前のPC投げたい。でもやらないといけない、、。
コナン「あれ？電気ポット使ってるの？」
梓「ええ。ここの給湯器古くて、朝一番はなかなか熱湯にならないの...これだと、家出るときにスマホで操作すればちょうど今頃お湯が沸くし」
コナン「スマホでって、それ“IOT家電”なんだ」
梓「IOT家電って...？」
いや知らないで使ってたんかい！
安室「インターネットに接続できる電化製品ですよ。その電気ポットみたいにね。さてと...汀紗さんもケーキ食べますか？」
『.....。今はいい』
安室「...、分かりました」
少し眉を下げてそう言った透の方を、一瞬見ると「ごめんな」と目線で伝えてきたゼロ。別にイイよ、こんなに忙しい公安要請は久しぶりだけど、難に越した事はないからな
そして透がケーキストッカーの蓋を開ける。
安室「あ、...まただ」
梓「きゃっ！」
おじさんが何事かと持っていた新聞を下ろした。
自分の目線からじゃ、見えないけど今ストッカーの中にはどろどろに生クリームが溶けたホールケーキが2つ入っているんでしょう。
安室「そんな大きな声出さなくても」
梓「だって...また、こんな.....どうして？昨夜作ったときはなんでもなかったのに...」
コナン「またって、初めてじゃないの？」
コナン君の言葉に、2人は頷く。
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作者名：MN | 作成日時：2024年3月11日 17時
