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日下部「公安警察は正義を守るプロだ!羽場のような正義が失われちゃいけない!!」
降谷「コードを言うんだ!」
日下部検事の肩に手を置いたゼロ、だが日下部検事はそれすらも払い両手を自ら公安2人の前に差し出した。
日下部「私を逮捕すればいい!取調べでは一切を黙秘する!」
コナン「日下部検事!」
そんな日下部検事に、コナンはスマホの画面を向けた。
最後の切り札.....そう祈りながら画面に映るものに目を下ろす、そこには警視庁の屋上にいる、羽場二三一の姿が見えた。
羽場《日下部さん!》
日下部「バ...バカな、、!なんで羽場がっ、、!?」
コナン「警視庁ヘリポートのライブ映像だよ」
日下部「どういうことだ...!?」
日下部検事は動揺を隠せないままゼロとヒロを見る。
諸伏「拘置所で彼を取り調べた公安警察は、彼を自 殺した事にして、これまでの人生を放棄させた。公安検事が協力者を使っていたという事実を隠蔽する為に...そして公安検事が二度と協力者を作らぬよう、その事は貴方にも伏せられた」
『協力者たちを管理して、その身の安全を保護するのが公安警察の仕事の一部だ。
まぁ、言っちゃえばアンタには出来なかったんだよ...。』
降谷「自らした違法作業は、自らカタをつける事がな、貴方にはその力がない!公安警察がそう判断したんだ」
ゼロの言葉に、日下部検事は俯いた。
コナン「羽場さんは自分こそが裁判官になるべきだと思い込むほど、強い正義感を持っていたんだよね?だからこそ司法修習生を罷免され、行く当てのない彼を協力者にした」
羽場《そうです。日下部さんが、私を人生のどん底から救い上げてくれた....たった2年間の関係でしたが、日下部さんは“お前のおかげで公安検事として闘える”と言ってくれた。だから私は今も、こうして闘えるんですー!》
羽場さんの言葉に、日下部検事は涙を流しながら膝をついた
羽場《日下部さん、変更したコードを教えてください!》
降谷「あそこに落ちれば、羽場も無傷じゃいられない!」
日下部「っ!! 汚いぞ!これが公安警察のやり方か!?」
ゼロとヒロを睨む日下部検事。
風見《降谷さん、汀紗ちゃん、もう時間が....!》
インカムから聞こえてきた裕也の声にゼロは焦る。
降谷「チッ!早くコードを言うんだ!」
コナン「日下部検事!早く!」
日下部「っ.....、しかし..........ッ!」
『羽場さんの想いを、裏切るのか?』
日下部「え?」
私の言葉に、顔を上げた日下部検事に更に続けた羽場さん
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 17時