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一方、ヒロは投げられた空中で何とか体制を整え直した様子で見事に歩道に着地していた。
ザッー!!
日下部「なッ...!?クソォ、!」
諸伏「まったく、汀紗のやり方には敵わないな。」
殴りかかってきた日下部検事の拳を、ヒロは難なく避けて日下部検事の腕を掴んで倒し捻りあげ、足を止めさせることができた。
『ナイスヒロ〜!』
諸伏「ナイスじゃない。捜査一課の要請で同じ方法を松田にやらせて怪我させたの俺、まだ許してないからな」
『.....。要請は受けた相手も、申した相手も、怪我付きものってな』
ゴシッ!!
普通にゼロに頭殴られたしんど。では話を戻します!
後ろで手を拘束し、日下部検事を立ち上がらせたヒロ。
諸伏「日下部検事。貴方がテロを起こした動機は、本当に公安警察なんですか!?」
日下部「サミット会場が爆破され、アメリカの探査機が東京に落ちれば、公安警察の威信は完全に失墜する!」
『なんでそこまで公安警察を憎むんです?』
日下部「お前らの力が強い限り、我々公安検察は正義をまっとうできない!!」
コナン「正義の為なら、人が死んでもいいっていうのか?」
コナンが力強く問うと、日下部検事は目を逸らした。
日下部「民間人を殺すつもりはなかった。だから公安警察しかいないときに爆破し...死亡者が出にくいIOTテロを選びカプセルを落とす地点もあそこを選んだ!」
『じゃあ、警視庁を停電させたのは中にいる民間人を避難させるため?』
日下部「ああ」
降谷「そうか。ここへ来るまでの道でIOTテロを起こしたのも、入ってくる人を止めるため...」
そこで抵抗はもうしないと判断したのか、ヒロは日下部検事の手を離した。
そこでコナンは足を一歩踏み出した。
コナン「それでも、誰かが犠牲になる可能性は十分あったはずだ!!」
日下部「...っ正義のためには、多少の犠牲はやむを得ない!!」
コナン「そんなの正義じゃない!!!」
...胸痛い。
公安コンビに至っては表情見えないし、この映画軸だけでどんだけアンタら顔見えなくなるんだよ。髪切れ!
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 17時