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横を並走するコナンは博士に電話を掛けている。
コナン「博士!はくちょうが大気圏に突入するまで、あとどれぐらいだ!?」
そう...NAZUは今日、宇宙探査機“はくちょう”を着水させるミッションに追われている。そして去年の今日、Norを使った不正アクセス事件がNAZUで起こった。
そこでNorユーザーを追跡するシステムが、NAZUで完成した。だが、犯人がその不正アクセス事件に倣ってNAZUに再びNorを使った不正アクセスを行ったとしたら...?
コナン「あと一時間弱...!?時間がねぇ!!」
『ええッ!!? 短ァ!!』
諸伏「コナン君、やはり犯人は...!」
コナン「ああ!NAZUに不正アクセスして、落とすつもりだ!!」
降谷「くそっ、まさか...
トンネルを抜けると、夕陽は沈み夜空が広がっていた。後ろに乗っていたヒロは顔を空に上げて汗を流した。
諸伏「不味いな、このままだと被害は想像もつかない事になるぞ...!」
『そうなる前に止めればいいだけの話だろ!!!』
ヒロの不安な声に励ますように声を上げバイクのスピードを上げる。そのとき、ゼロが右耳につけていたインカムからスピーカーモードになって裕也の声が聞こえてきた。
諸伏「やはり、はくちょうの不正アクセスが確認されたか...!」
『カプセルの切り離しが出来ねぇってかァ!?』
風見《嗚呼!
はくちょう本体は、大気圏で燃え尽きますがカプセルの落下地点が狂っていることが判明し、NAZUでは騒ぎになっているようです!最新の落下予測データを送ります!》
裕也からゼロのスマホに落下予測のデータが送られてきた
降谷「! なんてことだ...!コナン君!汀紗!ヒロ!」
ゼロは私たちにスマホを掲げて、見せてくれた。そこにはデータをもとに落下地点が調べられた結果が映っていた。
コナン/諸伏「「!!」」
『クッソ!やっぱりな...ッ!!』
コナン「あぁ!やはり狙いは...警視庁───!」
私達は再び、スケボーとバイクとRXのスピードを上げた
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 17時