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諸伏「もし、もしだよ?汀紗の大切な友達が、別の汀紗の大切な友達を泣かせたら...そのとき汀紗はどうする??」



『一発引っぱたく。場合によってはグーだからな』



諸伏「あははっ、怖っ」



乾いた笑いをしながら両手を曲げて腕を、上下に擦らせた諸伏。そこで深く被っていたフードが少し下がり、ヒロの表情が見えた。



『なんて顔してんだよ』



諸伏「こんなこと本当は言っちゃいけないんだけどさ、辛いんだ。接点なんてほぼ無いけど、それでも泣かせるような事をしちゃって...

事件解決の為とはいえ、辛いんだ。もっと他に方法は無かったのかって、あの子ならどうしたのかって.....?」



『ここで弱音を吐くか、弱い男だな』




諸伏「俺は弱いよ。弱くなった...“3年前のあの日”から...」




そこで思わず、私は目を開いてヒロを見る。



諸伏「傍にいるのに、大事な時には手が届かなくて...何があっても護りたいと決めたのに、ソイツは俺の事を置いて好きな人の為にどんどん突っ走って行く。


置いて行かないでよ、汀紗、、?」



首を傾げて、私の目を見ながら哀しそうに笑ったヒロ。



『...悪いけど、ついて行けない奴は置いてく』



諸伏「えー、酷い...。」




『好きなら何処までも追い掛けろよ。』




諸伏「!」



『例え死んだ身だとしても、私は最期まで推しを推す主義なんでな?』



それにヒロは、微かに笑みを浮かべて背を向けて去った。
 

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設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 17時

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