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コナン「小五郎のおっちゃんが...送検された──。」
灰原/博士「「え? / なんじゃと!?」」
『な...ンだよ、それ...。まさか起訴なんて__』
コナン「させねェよ!!」
再び、声を上げたコナン。そしてゆっくり私を見上げた...
コナン「オレが絶ッ対ェに、無実を証明してみせる」
『...』
聞いてるか?ゼロ...?コイツは何処までも主人公なんだよ
絶対に諦めない、護ると決めたものは死んでも守り通す。私はデスクの上に置いてある、コナンの赤いスマホに静かに目線を落とした。
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夜──。
鮮やかな街灯が東京駅を照らし上げる。人の通りは通勤ラッシュを過ぎているせいか、少しだけ物静かな大通りになっている。
目の前に聳え立つ日本国旗を見上げて、目線を横に落とす
諸伏「2291導入成功だ。」
『.....そう、か』
少し離れた所でそう呟いた諸伏、表情はフードを被っているせいでよく見えない。
諸伏「それと検事は日下部誠だ。」
『うわ、英理さんと並ぶ敏腕検事かよ...』
諸伏「明日はコナン君と一緒に、妃先生の元へ向かってくれとゼロから報告だ。」
『アイツ、後々連絡するとか言ってくせに全然来ねーんだけど??』
諸伏「色々忙しいんだよ。」
その言葉に私は、肩を竦めて黙った。沈黙は数秒続き...
諸伏「汀紗」
名前を呼ばれて横を向く。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 17時