【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する２６ (ページ20)

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ｺﾞｫｯ──！！！

『よォ、同タイミングだな小僧』

コナン「...。.....来い、」

バイクとスケボーは左右の道から現れて停り、阿笠邸へと足を進めた。中に入り地下室に続く階段を下る。

暗い部屋に入ると、パソコンの前に座る哀ちゃんと後ろからそれを覗き込む博士の姿が見えた。

コナン「博士！見つかったって!?」

灰原「これよ。」

画面には、焼け焦げた破片のような鉄製の物体が繋ぎ合わされて映っている。

コナン「...確かに、爆弾に見えるかも」

灰原「それで？汀紗さんは今何してるの？見てくれは悪いけどかなり良いスーツ着てるみたいだし...」

『バイト』

「バイトねぇ」とだけ言い、パソコンに目を戻して操作を再開した哀ちゃん。悪いな...何も言えなくて、、。

博士「君に頼まれて、飛び散った破片をドローンで撮影したじゃろ？その画像をパズルみたいに繋ぎ合わせて復元したんじゃ。今、爆弾の種類を特定するため、哀君がネット上のあらゆる画像と照合してくれとる」

コナン「汀紗、タイプの爆弾に検討は？」

『.....フッ、そんな顔して問うなよ。見覚えはねーし...ワンチャン爆弾じゃねー説もあるぜ』

険しい表情を向けてきたコナンにそれだけ伝えた。そして哀ちゃんがEnterキーを叩くとモニターに“COMPLETE”の文字が現れた。

灰原「あったわよ、合致するものが」

私とコナンはモニターを凝視する。

灰原「詳細出すわね」

ウィンドウが現れ、合致したものの詳細が出る。

『IOT圧力ポット...？』

灰原「“圧力鍋をポットの形にした優れもの。スマホから圧力、温度、時間を設定するだけでスープなどの調理ができる”だって」

『だとすれば考えられるのは、現場をガスで充満させて、圧力ポットをスマホから作動させた...？？』

灰原「でも、どうやってガスを？」

『分からん』

灰原「そうよね...。圧力ポットのほかもフライパンやお鍋や食器類も散乱してたから、爆発した場所は施設内にある飲食店の厨房だったようだし」

マウスをスクロールしながら、記事を読む哀ちゃん＿＿__

コナン「なんだよっ！！！」

灰原「！」

突然、声を荒らげた小僧に目を下ろす。

コナン「爆弾じゃなかったのかよ...！」

拳を握るコナンに博士が咎めた。

博士「こら！爆発物を探せって言う君の頼みで、哀くんもこうやってがんばってくれてるんじゃぞ。それをなんじゃ君らしくもない」

コナン「...悪かった」

灰原「どうしたの？...何かあった？」

哀ちゃんが落ち着いた声色で訪ねると、コナンは俯いたまま拳を握り締め小さく口を開いた。