1264 ページ15
──────────────────────────
─────────────────
────────────
ー警察病院ー
指定された病室にヒロと一緒に向かうと中には手当も済んで、ベッドの上で眠っている裕也の姿が見えた。
『裕也....』
諸伏「酷い怪我だ、サミット会場の周辺にいたんだ。生きていた事自体奇跡に等しい...」
『...泣いちゃうからやめて、、』
諸伏「...悪い」
『ううん。先生が言うには明日辺りに意識取り戻すみたいだからさ、それまで私達は私達なりに出来る事をやろう』
諸伏「だな。」
ヒロは病室のリモコンを手に取り、「もうニュースになってるだろうな」と言いテレビを付けた。私とヒロは病室にあった椅子に腰を掛けて、そのニュースを視聴する。
《番組の途中ですが、たった今入ったニュースです!
来週 東京サミットが行われる国際会議場で、先ほど大規模な爆発がありました。そのときの防犯カメラの映像です》
テレビに映る防犯カメラの映像を見つめる、2点に設置された防犯カメラには爆発の瞬間が映し出されていた。画面はすぐに灰色になったけど...
(この映像の一瞬にゼロが映ってたのかよ...?)
マジで何にも見えなかった。哀ちゃんの視力恐るべし、、
諸伏「.....はァ、流石にヤバいな今回...。」
『うん。ようやく事の現状を理解出来た気がする』
諸伏「ゼロは、どう動くと思う...?」
『さーね。』
私はあの爆発でボロボロに死んだPCを復活させる為に、膝の上に置いてキーボードを操作し始める。
『まっ、ゼロは日本ガチ勢だ。きっとどんな手を使ってでも日本の正義のためなら彼は動くよ』
諸伏「よく、、ゼロの事分かってるな汀紗は...」
『幼なじみスキルどした』
なんて会話をしながら、PCの画面が明るくなった。まずは復旧することは成功したでも中身のデータがぐちゃぐちゃのぐちょぐちょだ。完全に壊れる前に復活させんと...
20人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 17時