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コナン「そう。電気ポットの電子回路に、タクシーの無線が入りこんだんだ!タクシーの無線と、ポットの湯沸しスイッチを入れる周波数が、偶然にも一致してね」
光彦「え!?そんなことってあるんですか?」
安室「電波干渉っていってね、結構よくあることなんだよ」
安室さんの説明に、子供たちは関心の声を上げる。
一方、コナン君はケーキを前に透を見上げた。
コナン「もしかして、安室さんが言ってた解決策って...」
安室「うん。これなら、初めからクリームが塗ってあるケーキと違って、生地とクリームを別々に分けて保存できる」
梓「あ、それなら型崩れの心配がない!」
安室「そう。あとはお客さんに出す前にクリームとフルーツを乗せるだけ」
蘭「それなら、そんなに手間はかかりませんね」
安室「それにこれなら、あのケーキ屋さんのケーキと差別化できるでしょう?」
緑川「あ、あはは...安室さん、色々と凄いね、、。」
透の考えに、料理を教えた元凶の人もちょっと引いてる。
コナン「安室さんって、ケーキが崩れた原因じゃなくて、崩れないケーキのレシピをずっと考えてたの?」
安室「そうだよ?だって、それが僕の仕事でしょ?」
その言葉に、コナンは若干呆れ顔を浮かべた。
そのとき、ドアベルが音を立てておじさんがやって来た。
毛利「お!なんか美味そうなもんがあるじゃねぇか!」
安室「じゃあ、ぜひ皆さんで試食してみてください!」
皆で試食することになりました。
早速口に含む、前の溶けたケーキより美味しさが増していて...とろとろしていて食感も新しい。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月11日 17時