1197【哀ちゃんの気持ち分かるぞ!】 ページ48
工藤邸の近くに来たんだけど...なんかRX-7が停ってる、、
『どうしよ白鳩さん...今工藤邸の正面玄関から入ったら絶対引き止められる』
白鳩さん「ポポッ...」
路地の角でバイクを停めて、気配を殺して様子を伺う。
透は運転席で工藤邸の方をガンギマリレベルで見ている。お巡りさん他人の家を観察する変な人がいます、あっアイツがお巡りさんだわ()
(でもこれじゃあ、昴に修学旅行のお土産何がいいか聞けないよ〜...。)
白鳩「...。ポポッ!!」
『ん?どうし_』
バサッ!!
『あ、』
白鳩さんは私の服の中から飛び立って、工藤邸の方へと飛んで姿が見えなくなった。どうしたんだろ...?と心配になりながらあのRX野郎をどうしようかと頭を捻っていると...
ヴーッ!! ヴーッ!!
スマホが鳴った、相手は...昴?
『もしもし?』
昴《今、君の飼っている鳩が飛び立って来たのだけれど近くにいるのかい?》
『あ、うん。居るけど...』
昴《もしかして、家に来れない理由は目の前で停まっている白いRX-7が原因ですか?》
電話越しに楽しそうな声色で問い掛けてきた昴。
『.....原因分かってて聞くな』
昴《ふふっ、正面玄関から入るのが惜しいのであれば持ち前の“能力”を使ってやって来て構いませんよ。正面玄関からは見えない裏の2階窓を開けておきますので》
『!恩に着る!サンキュー!!』
電話を切って、バイクは近くの駐輪場に停めて能力を使って工藤邸の塀を飛び越えてパルクールで裏の2階窓の縁に飛び乗ると、昴が窓を開けてくれた。
『昴〜!ありがとう!』
昴「いえいえ、しかし汀紗さんも大変ですね」
『.....まぁ、うん。』
靴を脱いで、部屋の中へとお邪魔する。ついでに白鳩さんも飛んで来て私の肩に乗った。まじこういう時の白鳩さんチートだわ〜!頼りになる!!
リビングに入ると、相変わらず煮込み料理カレーを作っていた。またコヤツはお隣の家に突撃ご飯するつもりだな!
昴「それで汀紗さん、ご要件とは?」
『..........今思えば、電話でよかった内容だわ。』←
昴「左様で?」
『あー、えっと...修学旅行行くんだけど、、、お土産何か欲しいのある?お金はそっち持ちで買ってあげるよ』
昴「ほぉー、修学旅行ですか...」
カレーをぐつぐつ煮込んで掻き混ぜながら、呟いて顎に手を当てた昴。
昴「特にコレといって.....強いて言えば、汀紗さん。あの誘いはアリなんですか?ナシなんですか?」
『はえ?誘い???』
赤井「俺とのデートの誘いだ。」
『ふぁッ!?!?!?!?!?!!!』
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sz , - あ、すずは私の名前です ㅋㅋㅋ (3月11日 0時) (レス) @page38 id: 12a7539539 (このIDを非表示/違反報告)
sz , - 主人公が誘拐されてたまたま東京にいた長野県警が助けるかすずセコム全員で助けるか(長野県警と関西組も含めて)の話がみたい(伝われ) (3月11日 0時) (レス) @page38 id: 12a7539539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月10日 21時