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パックに入っているたこ焼きをヒロに手渡ししようとした時「そうじゃないよ」と言葉で制された。
『そう...じゃないとは??』
諸伏「汀紗、いつも松田と萩原とやってるんじゃん。それを俺にもして欲しいな?」
コテっと首を傾げてニコッと笑ったヒロ...
『..........チッ、そうやってすぐあざといヤツ使うの禁止にするよ』
諸伏「えー、なんのこと??」
『ふん!しらばっくれる可愛い男にはあーんしてあげません!!はい透あ〜ん♡』
降谷「あ?」
ヒョイッ
降谷「んっ!?」
私の隣でビールそっちのけでほぼ、無心状態だったゼロに呼び掛けて反射的に口を開けた所にたこ焼きを放り入れた。
降谷「.....美味い。」
『はい美味し〜♪』
降谷「けどいきなり口に放り込むな」
『ごめんて唯が意地悪するから』
諸伏「うっ...ごめん。謝るから汀紗、俺にもくれ...」
『も〜しょうがないなぁ。はい』
ヒロにもあーんしてたこ焼きを上げた。
諸伏「ふふっ、美味し」
『...やっぱわざとあざといのやってるだろ』
諸伏「今はやってないよ。」
今はって事はさっきまでやってたんだろ!?感謝!!
たこ焼きをぱぱっと食べた後は、メインとも言える焼きそばとお好み焼きを食べた。今度は両隣のイケメンからあーんされて死んだよね〜!美味かった!
『っよし!主食系のやつは全部食べたし、後はだらだら回りながら甘い物食べない?その後は花火見てさ』
諸伏「そうだな。ずっと座ったままなのもアレだし、軽い食後の散歩でもするか」
降谷「分かった。でもその前にゴミ捨てよう、ついでにお手洗いも行ってくるからゴミは僕が捨てとくよ」
『あ、どーも』
諸伏「ありがと安室」
フードパックを透に渡して、腰を上げて私とヒロの前から足を勧めて行った透。その間残った私はりんご飴をカリッ、と齧り始め、隣でヒロは諸伏景光としてスマホを見ていた。
『大変だねー』
諸伏「嗚呼。俺とアイツが重なって1日休めたのも奇跡みたいなものだし、確認しておかないと」
『私もな〜、早くあの人から預かったバイトの内容終わらせないと.....』
あの人=赤井さんですね。今ゼロが居ないからこそ話せた話題、じゃなかったら今頃私のりんご飴地面に叩き付けてたよ。...いや流石にしないかw
「あ〜っ!“ゆいぴ”じゃん!!」
諸伏「え?」
『ん?』
その時、前から聞こえてきた甲高い女子の声...。
ヒロは素早くスマホを閉じて、顔を上げるとそこにはポアロの常連客である今どきJK一軍団がいた。一瞬嫌そうな顔をしたヒロは緑川唯となってニッコリと笑って挨拶をした
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sz , - あ、すずは私の名前です ㅋㅋㅋ (3月11日 0時) (レス) @page38 id: 12a7539539 (このIDを非表示/違反報告)
sz , - 主人公が誘拐されてたまたま東京にいた長野県警が助けるかすずセコム全員で助けるか(長野県警と関西組も含めて)の話がみたい(伝われ) (3月11日 0時) (レス) @page38 id: 12a7539539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月10日 21時