1162 ページ13
服部「せやけどなんでや!?この阿知波会館で、それも決勝戦まで犯行を引っ張る理由がどこにあるんや?」
コナン「決勝戦の行われている皐月堂に、名頃さんの遺体があるとしたら.....」
『うわっ、絶好に最悪な隠し場所だな、、。要は始めから全て計画された犯行だと...』
コナン「嗚呼、完璧な計画で名頃さんを犯人に仕立て上げたとしても後々遺体が発見されたら元も子もねぇからな」
森を抜けると、崖が現れた。
大きく湾曲した崖の先に、皐月堂と滝がある。
コナン「見えた!」
服部「ああ!」
『ヤバいっ炎がッ、、!』
バイクが走る崖沿いの道から見えた、皐月堂の鉄組を昇り和葉たちがいる最上階へと迫っている炎.....。
服部「急いで降りんと!!」
コナン「だけどどうする!?それにあれを消さねぇと!」
服部「迷ってる時間はない!お前らは火を消す方法だけを考えといてくれ!!」
『えっ!?』
ガゥンッ───!!!!
『ふぁ?』
コナン「オイッ、まさか嘘だろッ!!?」
服部はスピードを上げ、バイクの車体を傾けながら、カーブする崖の上を突っ走った。
服部「行くで工藤!!八宵!!」
ゴォォォォオッ!!!!!
スロットルを全開にしたバイクは崖から飛び出した。
ガシャァアアンッ!!!!
皐月堂の瓦をぶち破って、最上階の回廊に落ちたバイクから私らは振り落とされた。私はコナンの足を掴んで肩から落とさないように、着地した。
服部「行けー!!」
『くっ、!』
瓦礫に埋もれた服部が叫ぶ。
コナンは私の肩から飛び降りてヘルメットを脱いで走り出す。その後を着いて行き、私は懐から銃を取り出す。
回廊の手すりに引っ掛かって倒れていたバイクに飛び乗ってジャンプし、手すりを越えて下の回廊に着地する。コナンは腰からベルトを引き抜いて手すりに巻き付けた。
バックルを滝に向けながら、射出ボタンを押す。
コナン「よし、膨らめッ!!」
『お水相手じゃ位置調整ムズいんだぞ!!』
サッカーボールがどんどん膨らみ滝に到達すると、ボールの上に落ちた水が皐月堂の方に流れて来た。私は銃口を滝が流れ始める絶壁の部分に向けて最大威力で一発撃つ。
ドォンッ──────────!
大きな水飛沫が上がり、噴き上がる黒煙の中に流れ落ちていく。
コナン「間に合ってくれ.....!!」
『もっとやるか!?』
コナン「頼む!!」
ドンッ!! ︎︎ドンッ!! ︎︎ドンッ!!
威力をいつもの中にして、何発か滝に撃ち込んだ。
21人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sz , - あ、すずは私の名前です ㅋㅋㅋ (3月11日 0時) (レス) @page38 id: 12a7539539 (このIDを非表示/違反報告)
sz , - 主人公が誘拐されてたまたま東京にいた長野県警が助けるかすずセコム全員で助けるか(長野県警と関西組も含めて)の話がみたい(伝われ) (3月11日 0時) (レス) @page38 id: 12a7539539 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MN | 作成日時:2024年3月10日 21時