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和葉が札をとり、流れが変わったかと思いきや紅葉の持ち前の集中力と反射神経で、攻めいき...じりじりと本来の流れを取り戻す。
そんな中、和葉は自分の得意札をじっと見詰めた。札がある場所は紅葉の手元前.....自分の元から一番離れている場所だ。
和葉(一番取りにくい所に置いてある、紅葉さんもわかってるんや。アレがアタシの得意札やいうこと...！)
和葉の不安げな表情を一瞥した紅葉はフッと笑う。
紅葉(この札が取りたいんやろ？ そやけど渡さへんで。これを守りきったらウチの勝ちや！)
和葉(とる...取る.....！取らなあかんのにッ、、！)
鼓動は早くなる一方で、聞く気の無い音までもが耳に入ってくる。
和葉(うるさいっ！うるさいッ！！余計な音...ッ、！アタシの耳から出ていってッ、！！！)
──服部「なんや和葉？」
和葉「！」
──服部「怖い顔しよって、誰かと喧嘩してんのか？」
和葉「失礼します」
不意にその言葉が頭に流れた。
和葉は静かに手を挙げて、阿知波から許可を頂き、その場に立ち上がり目を瞑る。
和葉(そうや、ケンカしたらあかん...あかんねん。
エアコンの音、
着物の擦れる音、
札に触る音、
かすかな息遣い、そして、胸の鼓動...みんな仲間や──！)
和葉「.....失礼しました。」
和葉は膝を曲げて座る。
和葉(ホンマの音をつかまえたる！！)
阿知波は、札を1枚持ち読み上げる。
阿知波「[まつとしきかば いまかえりこん＿＿＿＿＿し」
和葉「ハァッ.....！」
ﾊﾞｼｨﾝｯ──────────！
紅葉「ぁ.....!」
紅葉が反応した時には、既に和葉が敵陣に切り込んで札を取っていた...。
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sz , - あ、すずは私の名前です ㅋㅋㅋ (3月11日 0時) (
レス) @page38 id: 12a7539539 (このIDを非表示/違反報告)
sz , - 主人公が誘拐されてたまたま東京にいた長野県警が助けるかすずセコム全員で助けるか(長野県警と関西組も含めて)の話がみたい(伝われ) (3月11日 0時) (レス) @page38 id: 12a7539539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MN | 作成日時：2024年3月10日 21時
