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その間も、世良は蘭と園子に“秀兄”という人物の事を話していて、あの「君、音楽好きか?」と言ってベースを教えてくれた男性の話も...
園子「その人の名前聞いた?」
世良「いや、聞いてないけど、そのホームに来た別の連れの男がその人の事をこう呼んでたよ...
“スコッチ”ってね───。」
コナン(.....。)
蘭「が、外国の人...?」
日本人だったし、あだ名なんじゃない?と答えた世良。
世良「でもさぁ...彼を呼んだその男、帽子を目深に被ってたから顔はよく見えなかったけど...似てる気がするんだよね。
安室さん、アンタにな?」
世良は眉を顰めて透を見やる。
安室「...人違いですよ。そんな昔話より、今ここで起きた事件を解決しませんか?君も探偵なんだよね?」
世良「ああ、そうだな。」
表情は崩さず、相槌だけを返した世良。
コナン「ね、ねぇ...汀紗姉ちゃん...」
その光景を見守っていると、コナン君が私の手を引いてきたのでまた皆から少し距離を取って、目線を合わせてしゃがみ込む。
コナン「あ...あのさ...、」
『ん...?』
コナン「緑川さん...って」
汗を垂らして、怪訝な顔付きで小声で言った。
──緑川「趣味?」
──コナン「うん!汀紗姉ちゃんとはどういう経緯で、あんなに仲良くなったのか気になっちゃって!!」
──緑川「そうだなぁ、元々気が合ったりでそこまで趣味とかは関係無いけど.....まぁ、強いて言うなら俺の趣味は音楽だよ!それは幼い頃から変わらないこと!」
──コナン「へぇ〜!」
コナン「っ.....元は組織に...、」
『だめ』
コナン「!!」
『それ以上はコチラのエリア...君の領分じゃない』
コナン「..........。」
呆気にとられた表情を浮かべたコナンにフッと微笑んで、頭にポンっと手を置いて優しく撫でる。
『君の中でそうだと言う確信が付いたとしても、唯には...ヒロ聞かないでいてあげて...もう、あんな辛い思いはしたくないって...あの人は何度も私にそう言うの。』
コナン「汀紗...」
『だから、もしもが来ても...何も言わないでいて?』
コナン「.....。」
ゆっくり頭から手を離すと、少し俯いてコナンは頷いた。
汀紗「ありがと、新一」
私は立ち上がって、コナン君は早速女性バンド3人に話を聞きに行った。
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sz , - 誰でも間違えることありますよ、大丈夫です! (3月8日 19時) (レス) @page29 id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
MN(プロフ) - sz ,さん» コメントありがとうございます!一々間違えては編集する人間ですみません。組織のお話もちまちまと出てくるのでお楽しみに!! (3月8日 19時) (レス) id: 6974aa16db (このIDを非表示/違反報告)
sz , - 1028ですね!()また長野県警お待ちしてます ! 笑 組織も待ってます ♪ (3月8日 19時) (レス) @page29 id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月8日 14時