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『特技、、なんです。人は誰しも何かしら特技を持っていますよね?その特技を私は使えるんです、例えば降谷さんの銃の腕前を自分の体で扱うことができる。
...この事を自分の中じゃ“能力”って呼んでいるんですけど意味、分かります?』
黒田「.....まぁ、、大体は。」
『分かってませんね!じゃあ実践する!』←
カタン!とカップ皿の上に紅茶の入ったティーカップを置き、反対側のソファに座っている管理官の元へ歩み寄る。
黒田「君は本当に度胸があるな」
『だって、どんな相手になったとしても私は“協力要請”という言葉があれば、なんだってできる.....。』
それに微かに隻眼の目を細めた管理官。私、知ってるからね。貴方が案外そういうノリに乗ったりするお茶目な人だってこと...
黒田「どんな相手にもか、何ができると言うんだ??」
ほら、ノってきた。
『まぁ何で出来ます!』
黒田「.....それは、」
ーグッ!!
『!』
黒田「こういう事までもか?」
顎を手で掴まれ、一気に管理官の顔と自分の顔の距離が縮まる。更にはその掴まれて引かれた勢いで両手はソファの縁を掴み、片脚は座る管理下の太腿の間にある...
『...えっろいシチュで顔が良い』←
黒田「最初の感想がそれか」
『いや予想外な事されるとこんな感想しか出てきませんよ。あと私オタクなので』
黒田「どうやら偽りの言動では無いようだな」
顎は解放させられた。隣に座るよう促された。座った。
『でも、そういう雰囲気になりそうになった要請は幾つかありましたけど全部薙ぎ倒しましたよ!だってそれが要請の内容でも無いし、キモくて嫌だから!!』
黒田「フッ、頼もしいじゃないか」
『わーい管理官自らお褒めのお言葉頂きます!』
自分の座っていたソファの前に置かれていた紅茶を伸ばして手に取り、ポットから新しい紅茶をカップに注ぐ。
『というか今ので能力わかったんですか?』
黒田「嗚呼。」
『え、わかったんですか。凄。じゃあ他に何か聞きたいことは?』
黒田「...いや、今回は君に色々と質問し過ぎてしまった。またこういう機会を作れば来てくれるか?」
『そんな女子会みたいなノリで、全然良いですよ!あと次会うときは珈琲がいいです!用意すんのめんどかったら私が全部持ってきます!』
「善処しよう」と言い、再び部屋の扉がノックされ裕也が入って来た。
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sz , - 誰でも間違えることありますよ、大丈夫です! (3月8日 19時) (レス) @page29 id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
MN(プロフ) - sz ,さん» コメントありがとうございます!一々間違えては編集する人間ですみません。組織のお話もちまちまと出てくるのでお楽しみに!! (3月8日 19時) (レス) id: 6974aa16db (このIDを非表示/違反報告)
sz , - 1028ですね!()また長野県警お待ちしてます ! 笑 組織も待ってます ♪ (3月8日 19時) (レス) @page29 id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月8日 14時