1017【“警察庁”での噂】 ページ18
『..........っ...』
崖下で燃え盛る車。
流石にアレが本物じゃないと分かっているとはいえ、ダメージがキツかった...私は崖の前で膝を着いて俯く。
由衣「汀紗ちゃん、大丈夫...?」
『逆にみんな...大丈夫なの.....?』
高明「気休め程度ですが、」
そう言い諸伏警部が、背中を優しく摩ってくれた。
『ありがと...諸伏警部、でも...あの人、秋山刑事さん崖から落ちる前に「僕の携帯」って...』
高明「えぇ。確かに言ってました」
黒田「秋山の携帯を鳴らせ」
由衣「はい!」
由衣刑事が早速、自分の携帯で秋山刑事の携帯に電話を入れると近くの茂みに秋山刑事の携帯を三枝警部が発見した。
黒田「秋山がいなくなる前に、誰かと電話をしていた形跡はあるか?」
由衣「通話履歴はありませんが、夕方5時32分頃にメールが一件届いてます」
『それ、秋山刑事さんが近くにある実家に着替えに行った時間じゃないですか?』
諸伏警部のお陰である程度回復したので、一緒に立ち上がる。秋山刑事は着替え後、本部に戻らずにこの妻女山に来たという訳だ。
黒田「メールの内容は?」
諸伏警部が由衣刑事から携帯を受け取り、読み上げる。
【ある人物の所持品の中から最初に殺された竹田のオヤジの携帯を見つけ、今その携帯でメールを打っている。その人物は警察の人間だから、上手く理由をつけて妻女山の例の山小屋来てくれ、詳しい事はそこで話す。
大和敢助_】
『...そのメールの送り主、』
由衣「敢ちゃんなの!?」
三枝「じゃああの野郎が秋山をここへ誘き出して、殺した張本人かよ!?」
黒田「大和と連絡は取れないのか?」
由衣「は、はい...来る途中何度も電話したんですけど電源を切ってるみたいで」
三枝「指名手配かけましょう!!被疑者は大和で決まりですぜ!!」
コナン「そうとは限らないんじゃない?」
そこでずっと黙っていたコナン君が口出しした。
コナン「そのメール大和警部の携帯から送られてきた訳じゃないから、犯人が大和警部のフリして送信してきたメールかもしれないよ?
それにもしも、大和警部が犯人ならそんな証拠になるメールが入った携帯を、探しもせずこんなとこに放っておかないと思うけど?」
三枝「その嬢ちゃんもそうだが、なんでボウズらがここに居る!?」
由衣「す、すいません...! 彼女はこの子に連れられて、いつの間にか私達の車に乗り込んでたんですけど実はこの子って__」
由衣刑事が膝を曲げて、事情を話そうとした時...
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sz , - 誰でも間違えることありますよ、大丈夫です! (3月8日 19時) (レス) @page29 id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
MN(プロフ) - sz ,さん» コメントありがとうございます!一々間違えては編集する人間ですみません。組織のお話もちまちまと出てくるのでお楽しみに!! (3月8日 19時) (レス) id: 6974aa16db (このIDを非表示/違反報告)
sz , - 1028ですね!()また長野県警お待ちしてます ! 笑 組織も待ってます ♪ (3月8日 19時) (レス) @page29 id: 85bce2a159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月8日 14時