927 ページ28
安室「!?」
ハイネックを引き、首元を顕にした...が、そこには無くもなく、驚いた様子で安室さんは目を見開く。
──────────────────────────
来葉峠──。
車に乗るキャメルとジョディは、公安の車に追い付かれる寸前であった。ジョディはもうダメ...!と頭を垂れた時__
「屋根を開けろ」
キャメル「え!?」
「開けるんだ。キャメル」
キャメル「あ、はっはい...!」
掛けられた声の通りに屋根を開けたキャメル、
ジョディ「!」
月明かりに照らされ、後部座席から現れた人物...。
ジョディ「シュウッ!!」
キャメル「あかいしゃあぁんっ〜...!!!」
赤井秀一の登場にジョディとキャメルは涙を浮かべた。
──────────────────────────
そのとき、机に置いていた安室さんのスマホが鳴った。
昴「あの、電話鳴ってますけど?」
安室さんはハッとして電話に出た。
装着していたイヤモニーからは車が走る音と風の音が聞こえてくる。しっかりキャメルの名言もこの耳で聞いた!
安室「どうした、遅かったな。.....え?あ、赤井が!?」
赤井《5秒だ》
インカム越しに赤井さんの声が聞こえた。
赤井《もう少し行くと、200メートルのストレートがあるそこに出たら5秒間...ハンドルと速度を固定しろ。このくだらないチェイスにケリをつけてやる》
キャメル《りよ、了解!!》
ジョディ《っていうか、あんたどこで何をやってたの!? なんで車に乗ってるわけ!?》
赤井《全て思惑通りだよ。あのボウヤと汀紗のな》
「『フッ──。』」
赤井さんの言葉に私とコナンは笑みを浮かべた。
ジョディ《あ、あのボウヤって...まさか、コナン君!?どうして!?汀紗ちゃんも!!》
赤井《俺の身柄を抵抗なしで確保するには、俺と繋がりが深いお前達のどちらかを拘束するはず...人知れずそれを実行するには、FBIの仲間から離れる車での外出中。
俺の死に不信感を持ち始めていたジョディならおそらく、この来葉峠に来ると的中させていたよ。...キャメル、次の右カーブを抜けたら200メートルのストレートだ》
キャメル《了解!!》
ジョディ《け、拳銃ってあんた何を!?》
それから5秒後...微かな発砲音が聞こえた。そのあとに遠くから衝突音、公安連中の車は振り切ったとジョディ先生の声が聞こえてきた。
赤井《キャメル戻れ》
キャメル指示に通り戻る。
31人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MN(プロフ) - すずさん» コメントありがとうございます!長野県警とはこれからまた絡みます!! オリジナルストーリーはいくつか考えてはいるんですけど、期待に応えられるように頑張ります!! (3月7日 21時) (レス) id: a9073d184b (このIDを非表示/違反報告)
すず - 長野県警との絡みみたいです🫣オリジナルストーリーとか、、、!( (3月7日 19時) (レス) id: 8a830e7e51 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MN | 作成日時:2024年3月6日 14時