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ポルシェに乗って、泊まるホテルへと移動中。
ちなみに家族の皆さんは一泊して、翌日の朝にはもう行ってしまうとの事、私は記念日と土日が重なってるので4日に1人で日本に帰ります。...寂しいな()
ゴオ ォ ォ___、、。
(まぁ、明日コナン達と合流して一緒に観光もとい事件の捜査すればいいし...今日はホテルでゆっくり休も。)
ロンドンの幻想的な夜景を、走行するポルシェの窓越しに眺めながらそんな事を考える。いつもなら喋ったりするのだが、今日は誰も喋らず空虚な雰囲気が車内に流れる。
『..........。』
私は外をじっと眺めながら、無言の空気の中口を開く。
『...ねぇ、アレの責任ってパーティー会場でギャーギャー騒いだ私が取る感じ?』
流し目でカーブミラーに映る、ポルシェを尾行してくる一台の殺気立った黒い車を助手席に座るジンに問掛ける。
ジン「...。」
ジンは無言でミラー越しにその車を捉えて、後部座席で私の隣に座っていたお母様が変わりに口を開いた。
ベルモット「あら、あの車見覚えがあるわ。今日商談した相手の車ね」
『ふーん。ちなみにその商談上手くいったの?』
ベルモット「えぇ。ちゃんと
『...。』
ガウンッ─────!!!
ウォッカ「舌噛まないように!!!」
ウォッカはアクセルを踏みスピードを上げて、ハンドルを横に切る。すると尾行する車も同じ様に追い掛けて来た。
さぁ、2台の車がカーチェイス始めました...。
『も〜!! 脅して成立って商談って言わないから!!それで商談後、相手がパーティー会場に向かって、私が会場のど真ん中でギャーギャー騒いで、近くにお母様が居たから目を付けられてこんな目にあってるのかいッ!!!』
ジン「つまり、お前のせいだ。責任取れ」
なんて呑気に喋りながら、私に向けてベレッタ投げ渡してきたジン。
『.....。ああぁ〜〜〜もうっ!!ウォッカ!ベイカーストリートに入った所で決着付ける!入る所で5秒のカウントダウン!スピード120km!』
ウォッカ「ヘイ!」
再びアクセルを強く踏み、相手の車と数メートル距離をとる。私は後部座席の窓を全開に開けて上半身を外に出してジンから渡されたベレッタを相手の車に向けて...構える。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 16時