688【A.オメーは厄介な難事件】 ページ39
蘭「探偵なら私の心ぐらい、推理しなさいよッ!!」
ダッー!!
新一「あっお、おい!待てよ!オイ蘭っ!!!」
涙を流して「バカ!!」と叫び、走り出した蘭を新一は必死に追い掛けた。
そして追い付いた蘭の腕を掴み、新一は止める。
蘭「いやっ!!離してッ!!!」
涙を流して抵抗する蘭に、新一は叫ぶ。
新一「厄介なんだよオメーは!!!」
蘭「っはァ...!?」
新一「オメーは厄介な難事件なんだよ!!余計な感情が入りまくって...例えオレがホームズでも解くのは無理だろーぜ!!」
新一は蘭の腕を強く握り、まっすぐ蘭を見詰めたー。
新一「好きな女の心を...正確に読み取るなんて事はな!」
目を見開き止まった蘭の抵抗に、新一は蘭の腕を離し、頬を赤く染めながらも指をさして応える。
新一「ラブは0だと?笑わせんな!芝の女王に言っとけ!0は全ての始まり、そこから出発しねぇと何も生まれねぇし、何も達成できねぇって...そう言っとけよー!!!」
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その事を微笑ましそうに話す蘭とミネルバの姿を見ながら、私はスマホを取り出してある画像を新一に見せる。
『まぁ、回りくどい言い方だけどオメーにては良くやったし、ようやくって感じだし、合ってんじゃねーの?』
新一「ん?...ッ!?お、お前ッ...!コレッ、!!」
博士「いつの間に撮ったんじゃ、汀紗君...(汗)」
『フッ、私がロンドン来た本当の本当の目的はコレだ。
良い返事が蘭から貰えるといいな 新一っ♡』
スマホ画面に映る告白シーンに新一は顔を赤くした。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 16時