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コナンの言葉で、ミネルバの動きが変わった。
ミネルバの打ったテニスボールを打ち返す相手選手だが、コート外へとボールが出てアウトになった。得点は15-40
蘭「ミネルバさん1つ返した!」
博士「しかしどうしたんじゃろう?」
毛利「あぁ、逆を取られて面食らったようだったな...」
アポロ「スライスサーブだったのに...」
と言った所で、皆私を見てきた。なんだよ言えってか?
『はぁー...そう、今のは何度も打ってきたHELPじゃない。「G」だ』
毛利「じゃあ今までにない文字を打ち始めたって事か?」
『嗚呼。ミネルバはコナンの言葉に懸けたんだ。そしてこれから打とうとしているのは犯人から受け取ったメッセージ...』
そして、次に打ち込まれた点字は...サービス「A」
博士「という事は文字通り、さっきのとつなげるとGとAになるのか?」
『嗚呼。』
《Fault!》
『!』
初めてサーブを大きく外した、多分ここが文字の切れ目...。Gの後はA・M・Eと来てるから、最初の単語はgame、、。
《Let!Second service》
『.....。』
巨大スクリーンに映し出されるミネルバのサーブに目を当て神経を集中させる。横から「次の点字は?」とか「ねぇ汀紗どうなったの?」と色々聞こえてくるがガン無視して、点字の位置を表す6つの位置を的確に観察する。
今頃、コナンもセンターコートでミネルバの打ち込む位置をじっくり見ているだろう...。
《Deuce!》
蘭「あ!ミネルバさんアドバンテージ取ってたのに...」
毛利「またジュースかよ。」
博士「もう6回目じゃぞ...。というか汀紗君、その点字の位置はどうなったんじゃ??」
『ジュースはわざとだ。』
博士「え?」
『ゲームを長びかせて、点字の文字数を増やしてる...今まで打った点字は「game」「set」「death」「M」』
「「「death!?」」」
驚いた声が周りから聞こえたけど、それも耳から耳に通して頭の中で考えを巡らせる。試合が、終わると、死ぬ、、
『Mが...?Mってなんの、』
そう考えてる間にもミネルバが次に出した点字は「O」...。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 16時