680【I'm Holmes'apprentice！】 ページ31
ー センターコート会場 ー
コナン(“点字”となって、コートに刻み込まれている...。
犯人に気付かれないように、サーブを落とした位置で点字を示してるんだ！目が不自由な母親の為に覚えた点字を！
何度もネットしてるのは点字が2行・縦3つ計6つの位置のどこかに点を打つ事で表されるから...文字によっては5ヶ所も点を打つ必要があって球数がいるし、1番下の段の点はネットに引っ掛けなきゃそこに球は落とせないしな...)
つまり、最初のサーブはミネルバから見たら＿
「Ｈ」「Ｅ」「Ｌ」「Ｐ」...つなげるとHELP「助けて」
『それを読み取れる誰かに助けを求めてる。自分のサービスゲームが終わるまで、何度も何度も...HELPってな』
蘭「そ、そんな...!」
毛利「嘘だろ...。でもそれが分かった所で、どうすりゃあ本人にそれが伝わったって言えばいいんだ？試合中に騒ぎを起こさずどうやって...」
『.....まぁ、信じよう。コナンを───』
それだけ皆に伝え、巨大スクリーンに目を向けた。
ミネルバ「.....。」
あぁ...もしも貴方がこの世に存在したのなら、颯爽と現れて助けてくれるのに...。
でも、所詮貴方は紙の上の人物 この世にいる訳ないわね...
そう、シャーロック・ホームズの様な人なんて────！
コナン「come on Minerva！！！」
ミネルバ「..........えっ...？」
少年の声がした方に思わず、目がいく...
ミネルバ(ホームズの...弟子.....？)
そういえば、アポロが言ってた...。
頭のキレる眼鏡をかけたホームズの弟子がいたって、、じゃあ、“助けてくれる”って事は私のメッセージを読み取ってくれたの...？
ミネルバ「...
コナン「...
ミネルバ「ふふっ、」
なら貴方に懸けるわよ。ホームズのお弟子さん────！
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作者名：MN | 作成日時：2024年3月3日 16時
