679 ページ30
博士「じゃがどうやって知ったんじゃ?」
『多分、その事は犯人に伝えられた。リストバンドとかに仕込まれてな...現に今のミネルバさんはリストバンドを付けていない...。』
それにアポロは前ホテルでバッグがなくなったけど、すぐに見つかって中身も確認したとのこと。
その時に仕込まれたんだろう...
でも、その事を今皆に知らせて、下手に騒いで大会を中止させ様とすれば犯人に気付かれてミネルバの身が危ない...
アポロ「どうすれば...黙って見てるなんて言わねーよな!?」
コナン「黙ってるつもりはないさ。
だから、君のチケットをボクにくれないか─?
ボクが代わりに、センターコートに入り...犯人を見つけて必ず、姉さんを守るから!!」
アポロに手を差し出したコナンに、蘭やおじさんは驚く。
毛利「俺が行った方がいいんじゃねーか?」
コナン「おじさんはダメだよ!ひょっとしたら、犯人はおじさんが日本の名探偵だと知ってるかもしれないし...子供なら近付いても犯人は油断するだろーしね!」
アポロ「じゃあ、チケットやるけど...」
博士「しかしのォ、どうやって犯人を見つけるんじゃ?」
毛利「犯人のハーデスはコロコロ顔変えてるらしいじゃねーか」
アポロからチケットを受け取ったコナンは、おじさんに向けて「気合いだよ!気合い!」と言ってマレーマウンドを去って行く。
蘭「あ、コナン君!無理して犯人捕まえなくていいからミネルバさんは絶対守ってね!
それと私、彼女に言わなきゃいけない事があるから!!」
コナン「うん!!」
蘭の言葉に頷いて、センターコートに向かったコナン...。
博士「汀紗君、」
『ん?』
博士「犯人を見つけ出すのは兎も角、他に何か気付いた事でもあったのかね?」
『.....。嗚呼、』
私は巨大スクリーンに目を向けて、皆に説明する。
『ミネルバがサーブを入れた位置、ネットに引っ掛けた位置は全て.....』
680【I'm Holmes'apprentice!】→←678
36人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 16時