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という事で、ダイアナさんから運営委員会に繋げて入場券を貰い、大型スクリーン・マレーマウンドで決勝を観戦出来るようにしてくれた。...園子と同じお金持ちのやり方だ
博士「まぁ、さすがにセンターコートのチケットまでとはいかなかったようじゃが...(汗)」
毛利「何者なんだあのオバサン、」
コナン「それで、試合の方はどうなってるの...?」
蘭「なんかミネルバさん、調子悪いみたい...サーブをネットに引っかけてばかりで、スコアも3-0で負けてるし_」
《Let》
そして、またミネルバさんはサーブをネット引っ掛けた...
ミネルバ(please...Somebody. Anybody,help...
助けて...誰か、お願い...助けてよ...。ホームズーッ!!!)
その後も、ミネルバさんはネットを出す一方...。
毛利「ミネルバ・グラスって正確なサーブもウリの一つじゃなかったのかよ?」
蘭「うん、ダブルフォルトは滅多に出さないんだけど...」
「『.....。』」
私とコナン君は巨大スクリーンをじっと見詰める。そうしている間にも試合は過ぎて行き、第1セットは6-0で取られてしまった...。
毛利「なんで毎度毎度2〜3本ネットに引っ掛けたあとで、緩いサーブを入れてんだ...」
蘭「サーブの調子悪くてスライスサーブしか入れられないのかも...
あ!出たよ!この試合でミネルバさんがサーブを入れた位置!ネットに引っ掛けたのも表示されてるみたい...!」
巨大スクリーンに表示されたコートの図面。
そこには●IN ○LETの位置が正確に表示された。
「『!』」
映し出されたその表示に、私とコナンは目を合わせる。
『蘭!今日のミネルバさんの変わった所!!いつもやらない事をやってるとか、やってるのにやってないとか、何かないか!?』
蘭「え?えーっと...あ!右手、右手にリストバンドつけてない!決勝の時は必ず、お父さんに貰ったリストバンドをつけるようにしてるってインタビューで答えてたのに...」
コナン「リストバンド...!?」
『オイ、コナン!アポロにメール入れろ!!』
コナン「嗚呼!」
蘭「え??」
コナンはアポロにマレーマウンドで会おうとメールを送り、数分後やって来てくれたアポロに事情を説明した。
アポロ「えぇっ!?姉ちゃんが犯人に狙われてる!?」
コナン「あぁ、多分姉さんはその事を知ってサーブの位置でそれを伝えようとしてるんだよ。」
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 16時