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『つーかどうすんだよ?帰国用の解毒薬飲んじまって...どうやって帰る?私が工藤新一になる?コナン君を隠す事なんてどうとでも出来るしよ』
新一「仮にそうなったとして、お前はどうやって帰るつもりだよ...?」
『私の帰国なんてお巡りさんか家族の力でどうとでも出来るよっ!』
新一「チートが...、」
なんてボヤきながら、ベッドから棚の所へ歩いた新一は新聞紙を手に取る。その様子に博士は首を傾げた。
博士「出掛けないのか?蘭君達と合流して例の暗号を解くんじゃろ?」
新一「バーロ!いつ体がコナンに戻っちまうかわからねぇのに、外を歩けるかよ!」
『“3秒あればオレが工藤新一になれるぜ?”』
新一「はいはい。オレの声で遊ばない、それに今アイツとは...ちょっと顔合わせづれぇしな」
微かに頬を赤らめた新一。...チッ、蘭泣かしたくせに←
新一「それより見ろよ今朝の新聞!あの暗号が書いてあった紙に付着していた指紋から容疑者が割り出されたらしいぜ!」
「『!』」
『容疑者...ハーデス・サバラ、逃亡中の連続殺人犯...』
新一が手に持っていた新聞紙を私が手に取って読んでいると、新一はPCを手に取ってベッドに腰を下ろした。
新一「まずはコイツの事を調べねぇと...」
博士「じゃが、犯人が判明したんなら時期に捕まるんじゃあ?」
新一「バーロォ!こいつはわざわざ指紋を残してんだぞ!?捕まる覚悟で何かをやらかす気だって事だよ!!」
カタカタとPCで調べ始めた新一。
私は新一の隣に腰を下ろし、スマホを取り出しある人物に電話を掛ける。
prrr... prrr...プツッ、
『.....あ。もしもし昴?』
新一/博士「「ブォッ!!!/えぇっ!?」」
『うるせぇよ』
新一「いやいや!オメーが急に電話するから...」
ジト目と文句を私に言いながら、再びPCに目を戻して調べ直す新一。その隣で私は海外の事件に関しては、詳しいであろう昴から情報を得る。
昴《今はロンドンを満喫しているんじゃなかったのか?》
『そうなんだけどコッチでも事件の調査を行っておりましてね〜。』
昴《ほぉ...という事は、今ロンドンを旅行しているというコナン君も事件の調査を?》
『“うん!”』
新一/博士「「ッ!?!!!?」」
昴《...今、コナン君 汀紗さんの隣にいるのかい?》
『いるよ〜。コナン君と調べて、今容疑者が誰なのかが分かった所なの。
“それで昴さん、ハーデス・サバラって男を調べて欲しいんだけど...”』
昴《あぁ、逃亡中の連続殺人犯か...。それなら既にいくつか情報は得ているから少し待っていてくれ》
『おっけ〜』
一旦、電話を切る。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 16時