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轟く鐘の音──、、、。
コナン「“そうか、ビックベンだよ!!ビックベン!!”」
蘭《え?》
コナン「“ほら、聞こえるだろ?このビックベンのチャイムが「轟く鐘の音」を示してんだよ!”」
ちょ、!コイツ...!!“このビックベン”発言はマズイッ...!
蘭《新一...この、ビックベンって...》
コナン「“あっ。”」
蘭《ちょっと、、どういうこと!? まさか、居るの!?このロンドンにっ...!?》
コナン君はTVの生中継だとか、必死に頭を回転させて、言い訳をするが...そんな言い訳は蘭には、、、
蘭《居るのね─────?》
通じる訳が無い...。
コナン君は慌ててキャッチホンが入ったと言って、電話を切る。
コナン「やべぇ!蘭が来るっ...!!」
『お前、−3億点だな。要請を完全完璧にこなしてる私って素晴らしいんだね。』
博士「そ、そんな事よりワシらは今ロンドン・アイのそばにいる事になっておるんじゃぞ!?」
コナン「と、とりあえず、逃げよう...」
『急に脳筋〜??』
コナン「うるせぇな来い汀紗っ!!!」
『へいへ〜い』
コナン君は私の手を引いてビックベンを走り出す。
橋の通りに入った所で、ビックベンの方から「新一〜!」と言う蘭の怒りの叫び声が聞こえて来た。コナン君を探しにたまたま近くに居て、そのままビックベンにやって来たんだろう。
『追い付かれるぞ〜』
コナン「オメーは良いよな!!いざとなれば能力でどうとでもなるんだからよッ!!?とにかく日本人が3人いると目立つ!橋を渡ったら別れて逃げるぞッ!!」
博士「そうじゃな...!」
その時、橋の溝に足を引っ掛けて転んでしまったコナン君
『ちょ、大丈夫かよ?』
コナン「痛っ...あ、ああ。この排水口のフタが外れていやがった」
『フタ?...ん?あれ?なんかフタの脇に文字が.....』
コナン「え?あ、ホントだ。」
フタの脇には英語で“The Vaell of Fear”...恐怖の谷__。
『ホームズの話のタイトルの1つだね、』
コナン「あぁ、なんであんな所に...」
博士「ホラ、急ぐぞ2人とも!!」
橋を渡りきった所で、コナン君とは別の道に別れる。
『大丈夫か?アイツ...??』
博士「し、新一の事じゃ、何とか誤魔化せるハズじゃ...」
『えぇ...(汗)』
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 16時