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博士「みんなで暗号を解きながら捜査すればいいじゃろうに...」
コナン「先ずは手分けして、情報収集するのが得策!いつどこで何を起こすつもりなのかさっぱり分からねぇからな。それにあのまま暗号を解読してたら工藤新一の地が出ちまいそうだったしな...。」
『フッ、よく言うよ。で?先ずはどうするんだいホームズの弟子君!』
ポスッ!
コナン「んっ! ...ん?」
さっきのホームズ博物館のお土産コーナーで買ったディアストーカーハットをコナン君の頭に被せた。それを一旦脱いで手に取ったコナン君はジト目を浮かべて、私の頭に被せ返してきた。
『いやなんでだよ。お前の為に買ったのに』
コナン「ガキじゃねェんだ」
『テメェはガキだろうが』
コナン「汀紗が被ってる方が似合うよ。」
『あぁっ...コナン君大好き♡』
コナン「...。とりあえず、暗号文の行に書かれているヒントとなりそうな場所で何かが起こるかもしれねぇ、ロンドンにそんな場所がないか地図を買って調べてみようぜ!」
博士(汀紗君の扱いになれたものだな新一も。)←
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地図買って、暗号文のヒントとなりそうな場所を片っ端から調べたりしたんだが───...。
『全部ハズレじゃねーかよ!!!』
コナン「あぁ、くそっ! 城のような建物のそばに時計店が2軒あって、食料品やケーキや武器が売ってる店が密集している場所なんてねーじゃねぇか!」
博士「おいおい、もう8時じゃぞ?」
頭を搔くコナン君の横で、博士が腕時計を見て呟く。
そういえば、この時期のロンドンは夜9時ぐらいになんねーと暗くならないんだったなと思っているとコナン君の携帯が鳴った。
ピッ、
コナン「あ、蘭姉ちゃん。ど、どうしたの?」
蘭《どうしたのじゃないわよ!!》
ロンドンに招待してくれたお金持ちのダイアナさんと、既に食事を始めてしまっていると伝えてきた蘭。それにコナン君は暗号を解くのに夢中で、食事はパスすると言ってきた。
コイツこういう所ダメだよな〜←
蘭《今どこにいるのよ!? 目印になるようなもの近くに無い?》
コナン「え、えっと...すぐ側におっきな観覧車があるよ!」
蘭《ロンドン・アイね!》
思いっきり嘘を着いて、電話を切ったコナン君。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 16時