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『お前、さっきの腹抓りの仕返しすんぞゴラァ...』
コナン「い、いや怒らせるつもりは無かったんだけど」
『へぇ〜。てか、もういいのかよ?』
階段を下り、ホームズの部屋を出て行こうとするコナン君
コナン「嗚呼。十分堪能したし、お土産売り場の隣の家だし...まぁ本当にホームズがここにいるんなら、何日も居座るんだけどな!」
そう言って博物館を出て行ったコナン君。
『あ〜あ、なんか夢が無いわけじゃないんだけど...もう少しホームズオタクなら部屋の内室堪能しろよな〜。という訳で博士、お土産買いに行こっ!』
博士「見ないのかい」←
蘭とおじさんと合流して、お土産コーナーへ向かおうと外に出ると、コナン君が同じ背丈ぐらいの外国人の男の子となにやら話し込んでいるのが見えた。
その後、またもや外国人の男性が男の子の元へ駆けつけて来てコナン君に何かを託して行ってしまった。
蘭「何あの人たち?」
毛利「まさか、外国に来てまで面倒起こしてんじゃねーだろーな?」
コナン「あ、実はそのまさかで...」
『は?ふざけんなよ。ちょっと待ってて!お土産だけ買わせて!!』ダッ!!
蘭「汀紗...(汗)」
毛利「相変わらず自由奔放だな。」
お土産コーナーであるものだけを買って、一行はタクシーで移動する。走行中...コナン君はアポロ・グラスというさっきの少年から受け取った4つ折りにされた紙を開く。
毛利「何ィ!?殺人を予告した野郎から、謎の暗号文を貰っただと!?」
コナン「うん!そのアポロって子が言うにはね」
博士「で?その暗号文にはなんて書いてあるんじゃ?」
コナン「えーっと、一行目が..........あ。汀紗姉ちゃん、流石にこれはちょっと読めないから読んでくれる...?」
『.....。チッ、』
今更ガキ面すんなよな。まぁ読みます、隣に座るコナン君を持ち上げて膝の上に乗せて横文字に並んだ英語の暗号文を読む。
『どれどれ?A rolling bell rises me...ふむ。』
一行目 “轟く鐘の音で私は目を覚ます”
二行目 “私は城に住む鼻の長い魔法使い”
三行目 “腹ごしらえは死体のように冷たくなったゆで卵”
四行目 “仕上げにピクルスを丸かじりすれば十分だ”
五行目 “そうそう祝いのケーキを注文しておこう”
六行目 “再び鳴る鐘の音が私の憎悪を掻き立てる”
七行目 “全てを終わらせろ白い背中を二本の剣で貫いて”
『...はい。以上が日本語訳した暗号文でございま〜す』
その奇妙な暗号文に横に座る蘭は眉を顰めた。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 16時