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退散してベルツリータワー近くの公園にやって来た。
ベンチに座るエミリオと蘭、その2人の前にはコナン君、私と次元は近くの森林の影に身を潜めて話を聞きます。
エミリオの頬はかすかに腫れていて、蘭が叩いたんだろうよく腫れただけで済んだな←
蘭「クラウディアさんも知っているんですか?」
エミリオ「知ってます。...ていうか、最初からわかっていて協力してる」
蘭「ヤミの取引って...一体何を?」
エミリオ「知らない...。ボク達がライブ本番でステージに上がってる時に...きっとその間に...」
悔しそうに俯くエミリオ、それを木の陰から私と次元はじっと見詰めた。
コナン「ルチアーノって人がプロモーターになってからなんでしょ?」
エミリオ「あぁ、全て変わったよ...曲も、ステージも...テレビ局の対応も...それまではデモテープも聴いてくれなかったのに、でも一番は...クラウディアかな。
誰よりも嬉しそうで、誰よりもボクの歌を愛してくれて...」
コナン「ライブが中止になれば、取引もできなくなるって思ったんだ」
コナン君の言葉に小さく頷いたエミリオ。
エミリオ「ホントにごめんなさい、飛び降りる気なんてなかったんです...」
蘭「あ、いえ私こそ勘違いして...ぶったりしてごめんなさい」
エミリオ「わかりましたよ。ボクのために真剣になってくれたの!」
誤解が解けた2人を不満そうに見守るコナン君。
次元「小せェ器だな、おい」
『そりゃ高2のガキだもん』
次元「ほぉ。まるで自分はガキじゃねぇみてーな言い方だな」
『年齢は17ですよぉ』
次元「年齢はか...。」
うーん。どうなんだろ?でも流石に転生者って結論にはまだ至ってなさそうだし、まぁ様子見かな。てかそんな事を見破るのはもう工藤夫婦だけで勘弁して下さい←
一方、蘭の方はエミリオから携帯を返され鳴っていた電話に対応中。それを横目に、コナン君は懐から小さな紙くずを一枚取りだしエミリオに見せた。
コナン「ねぇ、この紙切れ見て!エミリオの部屋に落ちてたよ」
エミリオ「ボ、ボクの部屋にそれが...?」
コナン「もう、隠さないで。あのホテルにはイタリアの新聞が置いてないし...クラウディアさんは何の疑問も持たず、脅迫文を理解してた。という事は...その“ K ”が剥がれ落ちたりしたものじゃないって事だよね?」
エミリオ「そうだね...。開いた時に剥がれてたりしたら、気付くよね」
コナン「テーブルに薄く傷が付いてたよ、カッター使ったでしょ?」
コナンからKの紙切れを受け取ったエミリオ。
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壊(プロフ) - MNさん» あ、なるほどです。納得しました、ありがとうございます。 (3月19日 13時) (レス) id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
MN(プロフ) - 壊さん» コメントありがとうございます。基準が3点って事です!どっちに転んでも低い採点ってことです。分かりにくくてゴメンなさい!! (3月19日 13時) (レス) id: a9073d184b (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - 636の「3点中3点」だと満点ですが、「100点中3点」または「10点中3点」では無いのですか? (3月19日 13時) (レス) @page37 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - MNさん» ありがとうございます!!あの忘れてしまう場合は私が返信するので迷惑かけないようにします。これからも更新応援します!📣 (3月3日 11時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
MN(プロフ) - ご丁寧にありがとうございます!了解しました! (3月3日 11時) (レス) id: a9073d184b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月3日 0時