【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する１１ (ページ10)

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死亡の館に到着すると、既に目の前で轟々と燃え盛る炎...

大和「くそっ！」ｻﾞｯ!!

毛利「って、おい！アンタ...！！」

その炎の中に足を踏み入れようとする敢助。そんな彼の前に立ち、私は手を制して行く手を阻む。

大和「退け！！！俺は高明をっ...！！！」

『今行っても無駄だ。落ち着け、』

大和「無駄だと...？ンなの入ってみねーとわかんねっ_！」

『焦りこそ最大のトラップだ、敢助────。』

大和「...は、？」

『.....。フッ、あんたは警部だろ？警部なら、周りをよく見て状況を確認してから指示を出す...そうだろー？』

近くの木陰下に目線を向けると、敢助も同じ様に目を向け諸伏警部を地面に寝そべらせて自分の手に頭を添えている由衣刑事の姿が見えた。

大和「高明っ！！！」

杖を付いて、諸伏警部に駆け寄る敢ちゃん。

大和「その血は！？」

由衣「汀紗ちゃんの言う通り、まだ火が回っていなかった裏口から入ったら例の部屋で頭から血を流して倒れていたのよ...。どうやら誰かに殴られたみたい」

大和「誰だ高明！？誰にやられた！！」

『落ち着いて敢ちゃん。完全に気を失ってる、』

必死に諸伏警部に呼び掛ける敢ちゃんの隣で、しゃがみこみ殴られた傷を見る。

『それに殴られた場所は後頭部...多分犯人の顔は見れてない。取り敢えず由衣刑事、諸伏警部の頭をゆっくり地面に下ろして救急車が来るまで応急処置しとかないと...』

由衣「え、お、応急処置って言っても...」

『良いから早く。』

有無を言われる前に、私は着ているパーカーを脱ぎワイシャツ1枚になる。ポケットの中から止血剤を出してパーカーの生地を縦長に引き裂き応急処置を始める。

由衣「よ、用意良いわね...」

『まァですね〜。』

由衣「それにやっぱり汀紗ちゃん、怪我に関する事に相当手馴れてる...」

『...まぁ、よく喧嘩する人が知り合いにいるので。それはそうと諸伏警部を殴った犯人なら.....』

コナン「この人達の中の誰かかもしれないね...。」

コナン君の発言に首を傾げた敢ちゃん達、その先には容疑者であるあの3人がいた。