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話を聞き終わり、結果3人ともアリバイは無しに等しかった。更には先に諸伏警部がその3人に事情聴取をしていたそうで...やはりこの事件を解決に導く為には、、。
大和「あの赤い壁の謎を解かねぇと...」
コナン(赤い壁...。)
私の膝の上でコナン君は眉を顰める。
『あの壁が本当に明石さんのダイイングメッセージだとしたら、何で壁を赤く染めたんだろ...?犯人の名前を書き残さなかった理由は納得出来るけど、』
蘭「どうして?」
『だって餓死した後、最初に訪れる可能性が高いのは被疑者でしょ??消されちゃうかもしれないじゃん!』
蘭「確かに...、なんか昨日今日と言い汀紗なんだか探偵みたいだね!推理の仕方とか新一にソックリ!」
ビクッ!!っと私とコナンの肩が上下した。
『あ、あらァ〜?そうかしら??おほほっ__』
大和「何ィ!?」
『ほ?』
その時、助手席で電話に出ていた敢ちゃんが声を荒らげた
大和「高明を見失っただと!?何やってんだ上原!!」
由衣《ごめん!五丈の森に入った所で急に車の速度を上げられて...》
大和「五丈の森ってあの館が建ってる森じゃねーか!!」
諸伏警部は館に居るはずだから、すぐに向かえと由衣刑事に伝える敢ちゃん。電話を切ると諸伏警部からメールが来ていたようで蘭は「犯人が分かったのかも!」と期待に胸を膨らませたが...
大和「!」
メールを読み上げた敢ちゃんは顔を歪めた。
コナン「何!? なんて書いてあるの!?」
大和「“死せる 孔明...”」
コナン「え!?」
毛利「おいおい、縁起でもねぇ...」
すると再び、電話が鳴り相手は由衣刑事。
館に着いたかと敢ちゃんが問掛けると、電話越しに聞こえてきた由衣刑事の声色はかなり上擦っていた。
由衣《そ、それが今館に着いたんだけど...
も、燃えてるのよ。あの死亡の館が─────、、、。》
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月2日 10時