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暫く、スカイデッキでラストバトルがどうなるのかと、祈りながら待っていると当然スカイデッキが...いやこの飛行船自体が傾き出した。
グラァッ...。
キッド「えっ、何!? ギャアー!!!」
ガシッ!
『はい。捕まってろ』
ワイヤーの先を適当な柱にワイヤーを引っ掛ける。もう片方の手にはキッド、しがみついてきた。
キッド「いや逆ー!!普通汀紗がオレにしがみつくー!」
『今更立場逆にするのは無理やろ』
キッド「何マジレスしてんだよ!!!」
数十秒ぐらいだろうか?傾きはゆっくり元に戻った。
キッド「はぁ...あぁ、ビックリした、、。これ絶対名探偵だろ」
『うん。きっと今のでラスボスやっつけたんだよ!流石コナン君!かっこいい!というわけで、今なら獲物を狩れる絶好のチャンスだと思うぜ キッド?』
キッド「!確かに、」ニヤッ
ウェイター2「という訳で、俺も行く。」
キッド「替えの変装持ってたのかよ。」
「ああ、この映画軸が来た時には絶対に哀ちゃん叩いたあのクソ女に仕返しするって決めてたからよ」
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ダイニングへ向かうと、全員手すりに縄で縛られて、繋がれていたため怪我も無く無事な様子。するとルパン君がキッドの気配に気付いたのかワンワンと吠え始めた。
キッド「いやぁ、驚きました...。ホームまで様子を見に行きたら、いきなり床が傾くんですから...」
「皆さん、ご無事ですか?」
歩美「あ! あの時のお兄さん!!」
光彦「よかった、無事だったんですね!」
元太「でもなんでキッドと一緒なんだ??」
疑問の声を上げる子供たちの声が耳に入ったのかキッドは突然、ニヤリと笑みを浮かべて俺の腰を引き寄せてきた。
キッド「彼は私の大切な相棒...とでも言っておきましょう。.....ねっ♡」
「...あぁ、そうだな。」
そこで自分の手をキッドの頬に色っぽく添えた。
園子「キャアー!!!♡」
BL行為に一人、歓喜余る悲鳴を上げた園子。
他大半は引き気味、意味が分かっていない子供達、正体に気付いている哀ちゃんはニヤニヤ、多分正体を哀ちゃんから聞かされた博士は苦笑いを浮かべていた。
蘭「.....。」
蘭...は、蘭はごめん。キッドが悪いから←
中森「おのれキッド!!!まさか、手下だけじゃ飽き足らず相棒まで引き入れたとはなッ!!!!」
今 腰を解放された為、俺は哀ちゃんに駆け寄る。
『“...まだ少しだけ、腫れてるな。”』
灰原「大丈夫よ。ありがとう」
『“...いや、やっぱり俺の気が済まないんだ”』
灰原「やり過ぎはダメよ?」
『“分かってる”』
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月2日 10時