546 ページ46
連れて来ました、コナンが飛行船の上まで来ると、サスペンダーで落ちないように固定してから街を見下ろす
キッド「この山を越えれば奈良だ。飛行船が煙吐いてるんで、奈良の人たちぶったまげるだろうな」
コナン「たまげるだけじゃない！パニックだ！」
キッド「パニック？」
コナン「奴らがネット上で細菌の事や爆弾のことを公表したんだ。今頃街中の人が避難させられて...」
キッド「まあ奈良がそうなったとしたら、泥棒にとっちゃ大ラッキーだけどな」
コナン「バーロー！人がいなくなっても、今はどこでもセキュリティが...」
『セキュリティが？』
コナン「！まさか...、奴らそのために...?」
『はい。それを確かめる為にもっかい調べて来い』
コナン「...行くけど、癪に障る言い方するなよ...」
『頑張ってコナン君っ♡』
コナン「.....。行ってくる」ﾀﾀｯ
キッド「...甘ェな、アイツも」
『お前もな』
そこで暫くまた待っていると、銃声やら人の悲鳴やら些か物騒すぎる音が聞こえてきた。そっとスカイデッキを覗くとそこにはコナンの姿があった。
『いや、何とか一人で出来るだろって言ったけど...』
キッド「アイツもヤベぇよな。お前よりははまともだが」
『もー皆して私の事人外化け物扱いする〜』
キッド「違うの？」
『そうだよ(便乗)』
コナンは次郎吉おじさんの指紋を使いながら、テロリストを倒して行く。
『この為に指紋渡したな？ズルいヤツめ〜』
キッド「ふふっ、怪盗はいつも先を見据えて行動してるんでね」
『これは見据えているのか...?』
その後も来る追手を、キッド用の仕掛けで倒していくコナンを最初は余裕そうに横で見ていたキッドも今では冷や汗を垂らしている。
キッド「け、結構やるな...」
そして、コナンが走って逃げていると唐突に「あっ！」と言って別の方向を指差す。憐れにもそれに釣られてセンサーがあるところに銃をむけてしまったテロリストは電気を浴びて気絶。
『オイオイ ガキの単純な引っ掛けに乗るとかバカだろこのテロリスト共、』
なんてボヤきながら、スカイデッキに飛び下りる。
ｻﾞｯ───！
キッド「おいおい、マジかよ。何これ？」
続いて下りて来た、キッドは流石にコナンに問い掛けた。
コナン「次郎吉さんがオメーのために用意した、三つ目の仕掛けだ」
キッド「そうか...オレが宝石を奪って、あの窓から脱出しようとワイヤー銃を撃ったら...ビリビリっと、危ねー危ねー！とんでもねージイさんだな...」
コナン「ってか、おまえらずっと上にいたのかよ」
『いややる事なかったし、』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MN | 作成日時：2024年3月2日 10時
