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『.....ほら、手』
キッド/コナン「「何で助けてくれなかったんだよ!?」」
『仲良いねアンタら』
ぎゃいぎゃい2人に文句言われながらも、2人の手を掴んで屋根の上に立たせて漸く、体制が整った。
キッド「そんじゃ、ま!グッドラックってことで」
コナン「オメーは行かねーのか?」
キッド「オレはここで暫く様子見だ。宝石はリーダーの手に渡っちまったし」
『私も待機!細菌の謎とテロリスト共はオメー1人で何とか出来んだろ』
コナン「....まぁ、」
キッド「お、そうだほれ」
キッドは腰を下ろし、ズボンのポケットから何かの紙を取り出すとコナンに手渡す。
コナン「なんだこれ?」
キッド「次郎吉さんの指紋シールだ。
今回は指紋認証式のガラスケースって読みは、ズバリ当たったんだが...もう用ねーからオメーにやるよ。にしてもオマエの大事な彼女...気をつけてやった方がいいぜ?」
コナン「えっ?」
キッド「あの藤岡って男に両腕を掴まれてさ、けどすぐに飛び退いたし咳やクシャミしたわけじゃねーから...うつっちゃいねーと思うけどな、一応知らせとくぜ。」
そう言い、キッドは腕を組み目を瞑り始めた。
コナンが飛行機内へと戻って行った後、私も制服から再び白いワンピースに着替え直して、キッドのお隣に腰を下ろした。
『...細菌バラ撒くことが目的だと思う?』
キッド「さぁな。それを解くのはオレの仕事じゃねぇ」
『ちょっとは知恵を絞れ』
なんて会話をしていると、突然スカイデッキの方から煙が噴出してきた。何?と思い一緒に見に行くとテロリストの1人が発煙筒を弄っていた。
『.....。』
キッド「ふぅん...そういうことか」
『...今どこら辺だ?』
キッド「もうすぐ奈良に入るんじゃね?」
『なら、アレを盗み出すには...』
キッド「絶好のチャンスってか?」
つーわけで、この事をコナンに伝えに行きやす!!
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月2日 10時