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コナン君は大阪で待ってる服部に、今の状況を伝える為に電話を掛けた。
ヤギ「メェ〜」トコトコ
『なんか来た。』
キッド「おっヤギ。可愛い〜」
『“メ〜?”』
ヤギ「メェエ〜!」
キッド「え?お前、とうとう動物の声も出来るの...?」
『白鳩さんに動物の言語を教えて欲しいってお願いしたら、動物言語のあ行〜わ行全部教えてくれた』
キッド「...なに?動物と会話できるって、デ○ズニープリンセスか何か??」
『残念!敵でも味方でもない 八宵汀紗ちゃんです。』
お決まりのセリフも言えた所で。
一方、コナンの方は服部に感染者が飛行機で出たという事を伝えていた。それを制したのはヤギに餌を与えていたキッド。
キッド「感染者は2人じゃねぇ、3人だ。」
コナン「え?」
キッド「水川ってディレクターも右側の掌に発疹が出てた」
コナン「.....って事だ。一応、知らせとこうと思ってな」
服部《で?お前らは平気なんか?》
コナン「あぁ、今の所はな...って、らって??」
服部《八宵や、今一緒に居らんのか?いやおるやろ。》
コナン「あぁ、汀紗なら...」
ヤギ「メェ〜♪」
『Foo〜!!こっちだ〜!』
いつの間にか、砂浜の方で鬼ごっこしている1匹と1匹←
コナン「...心配するだけ無駄だ。」
キッド「!オイ、あれ」
その時、上空の方からプロペラ音が聞こえてきた。
コナン「あれは...」
キッド「警察のヘリだな、飛行機を追ってるのか?」
『あ!警視庁って書いてある〜!!』
ヤギ「メェ〜」
砂浜の方からそう叫ぶとコナンは電話を切った。
次にポケットの中から、蝶ネクタイ型変声機を取り出したコナン。ヤギの頭を撫でてお別れの挨拶をして2人の元へ歩み寄る、コナンは新一の声で目暮警部に電話を掛けた。
コナン「“目暮警部、工藤です!今愛知県の佐久島にいるんですが、飛行船を追って警視庁のヘリが....ハイジャックの件は知っています。
そこで警部にお願いしたいことが、僕もそのヘリに乗せて欲しいんです。この工藤新一を───。”」
キッド「.....ん?」
『そういう事だキッド』
キッド「..........は?」
これから起こりうる展開にキッドは、死んだ魚の様な目をした。砂浜の所にあった木製の展望台に移動した途端、嫌そう〜にコナンに問い掛けてきたキッド。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月2日 10時