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こりゃバレてる...な。
多分2人っきりになった時に言われる可能性大...ま、今は子供達の前だし大人として叱らせてもらうぜ。
ウェイター2「ここは君達みたいな子供が入っちゃいけない所だよ！って...他にも色々と怒らないといけない事があるんだけど、今キャビンの方でそれよりもヤバイ事態が起きちゃってるんだよなぁ...。
───なっ？江戸川コナン君？」
コナン「..........。」
俺の問い掛けには何も答えず、じっと見詰めてくる。
変わりに口を開いたのは子供達、ようやく俺がデザートのケーキを配ってくれたウェイターの1人だと分かったのか、早速目を輝かせながら問い掛けてきた。
歩美「ねぇねぇウェイターのお兄さん！どうしてコナン君の名前が分かったの???」
元太「エスパーでか！？」
光彦「いや流石にそれは...(汗) でも、確かにどうして...？」
ウェイター2「どうして、この子の名前が江戸川コナン君だっていうことぐらい分かるよ。
吉田歩美ちゃん、円谷光彦君、小嶋元太君、」
「「「おぉっ〜！！✧︎」」」
歩美それでそれで??なんでお名前分かったの？？」
ウェイター2「いや俺ここの職員だし、お客様のお名前と顔ぐらいは事前に見て覚えとかないとダメだろ？この飛行機は鈴木財閥のものだし...
何かあった時の為にもさー。」
膝を床に着けてコナン君の頭を軽く撫でると、一瞬ジト目を俺に向けてきたコナン君は直ぐに元太君達の方へ、顔を向け今の状況を伝える。
コナン「...その何かあった時の為にも、が今起きてる。」
光彦「えっ?起きてるって...？」
コナン「とにかく、キャビンに戻るぞ。お兄さんも一緒に...」
ウェイター2「! 待って、」
今いる、網の細長い道の奥の方からフードを深く被った人物が歩いて行くのが俺とコナン君の目に見えた。
コナン「隠れろ!!」
コナン君の言葉に大人しく従う子供達、もちろん俺もしゃがんだ。そして子供達にここで待ってるようにと言って音を立てないように奥へ進むコナン君。
コナン「お兄さんも着いて来て」
ウェイター2「え?あ、うっうん...?」
戸惑いながらも、コナン君の後を着いて行き、奥の開けた部分に差し掛かった所で足を止めたコナン君。同様に俺も足を止めてしゃがむ。
コナン君は追跡メガネでその人影をズームする。
コナン「...」
ウェイター2「あ、あの...君は一体何して...? それにあの人影は...？」
コナン(何者だ...? こんな時にあんな所で、ハシゴを登って)
ｶﾁｬ
コナン(え? 今、天井のロックを解除したのか...？もしかしてあいつが細菌を...？？)
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作者名：MN | 作成日時：2024年3月2日 10時
