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ppp!! ppp!!
次郎吉「ん？」
突然、次郎吉爺さんの携帯が鳴った。
警部達の皿を片付け終わり、キッチンへ運ぶ時にチラリと携帯画面を見ると《非通知》と表示されていて、電話に出た次郎吉おじさんの顔が険しくなっていき中森警部に目配せをして部屋を出て行った。
ウェイター2「.....。」
まぁ、一旦 電話の件は中森警部達に任せてコッチは両手に沢山乗るお皿を片付けやす。そして数分後、大人達に珈琲を振舞っていると深刻な表情を浮かべた警部達と次郎吉おじさんがフロアに戻って来た。
ウェイター1「何かあったのか...?」
ウェイター2「...」ﾌﾙﾌﾙ
ウェイター1「そうか。」
不意に近くで小声で話し掛けて来たキッド。けど直ぐに首を横に振って接客に戻る、そして警部が話があると客達全員集めた。
「「「えぇっ！？」」」
園子「間違いないんですか？」
蘭「イタズラなんじゃ...」
中森「いや残念ながら今、本庁に確認したところだ...」
中森警部が言うと周りの動揺が一気に広がる。
中森「とにかく、さっきも言ったように、Bデッキの喫煙室は封鎖__」
藤岡「うわぁ〜っ！！！！」
「「「！？」」」
その時、急に叫び声を上げた藤岡さん。
その叫び声の方に全員が振り向く、その藤岡さんの両の手の平と顔...首筋は赤い発疹ができていた。
園子「ほ、発疹っ...!?」
藤岡「たっ、助けてくれ...」
次郎吉「まさか、感染したのか！？」
浅野「そういえば、あの方さっき喫煙室に...」
チーフスチュワードの浅野さんの発言に全員たじろぐ。
藤岡「助けてくれ...お願いだ、なんだか具合が悪いんだ...」
だんだん中森警部の方に近付いてきた藤岡さん、流石にと冷や汗を浮かべた警部の前にサッと蘭が出て直伝の空手をお見舞いした。
あーた仮にも、、ね？助けを求めてるのに...
藤岡「うぅ...」ﾄﾞｻｯ､!
蘭のパンチでガクリと気絶した藤尾さん。
中森「す、すまん...」
博士「蘭くん！すぐに手を消毒した方がいい...！」
蘭「う、うん...」
ショートのウェイターの女性に配膳室へと案内され、消毒用アルコールをしに向かう。
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作者名：MN | 作成日時：2024年3月2日 10時
