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蘭「ちょっと待って!!」
パシッー!
「うわっ!!」
ウェイター2「...ん?どうかしました?」
2人の方に振り向く。
蘭「あ、いや...あの。あなた、この絆創膏...」
ウェイター1「え、あぁ...さっきちょっと火傷しちゃって」
蘭「じゃあよく見てみなさいよ!この絆創膏を!!」
ウェイター1「...?」
蘭の指摘された肘の所の絆創膏に目を凝らすキッド。
そして、バッドの部分に書かれた「新一♡LOVE」の文字...あの時、飛行船作業員として蘭に貰った絆創膏と同じだ。その文字が見えたキッドはハッとしてヤベェ!と冷や汗を浮かべた。
蘭「なんで別の人にあげた絆創膏を、あなたが付けているの...?...アナタ、キッドね!?」
ウェイター1「っ...」
蘭「あ!じゃあ、もしかしてアナタも...キッドの仲間...!?」
俺の方を険しい表情で見詰めてきた蘭に肩を竦める。
ウェイター2「.....。だったらどうする?」
蘭「っそんなの決まってるじゃない!!白状させるまでよ!!!」
俺にも掴みかかろうとしてきた蘭。まぁ難なく避けた
蘭(! 早い...。でも、掴んでるこっちはキッドっぽいし...)
ウェイター2「...で?ソイツをお前はどうしたいんだ?」
蘭「...。言った通りよ、白状しなさい!」
キッド「...フッ、白状したらどうする?オレを捕まえて中森警部に差し出すか?」
蘭「フン!それも面白いわね」
キッドの挑発にしたり顔で乗る蘭、だがキッドは目を伏せ顔を前に向けて呟いた。
キッド「けどそれをすると困るのはオメーだぜ」
蘭「え.....?」
あー、俺の参加で数秒間 時間を与えたからキッドなら何かこの状況を打破出来ると思ったが結局ルートは、変わらないみたいだな。
「まだわからねーのか?オレが一体誰なのか」
変装のマスクを剥いだキッド、その素顔は...
新一「そう、怪盗キッドの正体はオレだったんだよ!」
髪をちょっと整えただけのキッド←
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月2日 10時