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キッド「汀紗.....?」
『“...フッ、言っただろ?意地悪するって...”』
スルッ__
キッド「うひゃッ...!?」
『“擽ったい?”』
キッド「っあ、えッ...ちょっ、!」
キッドの脚の間に自分の足を侵入させ、腰辺りに手を添えながら下から上へと擦るように撫であげ、耳元でそう囁くと情けない声を上げたキッド。
『───はい。終わり』
キッド「っ!! .....え?」
『“初々しい反応...可愛かったぜ♡”』
キッド「ッ//!!? テメェ〜...ッ!!!」
『“HAHAHAHA〜!!!”』
さぁさぁ!コナン君達がスカイデッキを出た後、我々もビッグジュエル 天空の貴婦人の下見へと向かいやしょう!!
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つーワケで、数十分スカイデッキに続くエレベーター付近の所で待機していると扉が開いて出て来たコナン君たち。
『“...オイ、人の頭に肘を載せるんじゃねぇ”』
キッド「さっきのお返しと考えれば、軽いもんだろ」
『“何処までも女性に対しての扱いは紳士なのかよ”』
キッド「肘置きは紳士扱いなのかよ」
『“紳士だよ(適当)”』
そんでもってコナン君たちがフロアの方へと向かって行った姿が完全に見えなくなった所で、しゃがんでいた体制から立ち上がってエレベーターに乗り込む。
ピッピッ、
キッド「エレベーター内は全部ガラス張りと...」
『“スカイデッキに登っている間は飛行船の内部を見ることが出来ると...相変わらず金掛けてるなあの爺さん”』
ボタンを押して、エレベーターはまっすぐ最上階であるスカイデッキへ上がって行く。数十秒後...到着したエレベーターの扉が左右に開き、スカイデッキが目に見えた。
ひらけたガラス張りの屋根に、そのステージ中心に設置されたガラスケースの中にある今回の獲物...。
それを確認したキッドは念の為か周りも少し見渡した。
キッド「パッと見...防犯装置は宝石周辺にしか設置されてなさそうだな」
『“あぁ、屋根は一部開閉出来るしもしもの時は余裕で逃げられるな”』
キッド「飛ぶ時はその変装解いてくれよ」
『“なんだよ、そのオレの腕の中で抱いていいのは女だけみたいな精神”』
キッド「どんな精神だよ。まぁ汀紗抱き心地も触り心地も良いしよ」
『“はいポリス案件〜”』
キッド「オメーも道ずれにしてやる」
『“ザンネン!俺には強いポリスの味方がいます!”』
「あ〜チクショー」なんて隣でボヤいたキッド。
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作者名:MN | 作成日時:2024年3月2日 10時