【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する１１ (ページ19)

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由衣刑事は「そんな...」と驚愕した表情を浮かべた。

どうしてその事を言わなかったんだと涙を浮かべる翠川、だから倉庫で倒れた葵さんの苦しみを明石さんにも思い知らせてやろうとと呟く翠川...。

これが今回の事件の動機だ。

高明「...。葵さんが亡くなった翌日、あの館を訪れた時庭で1枚の絵が燃やされていました。まだ絵の具が乾ききっていない

葵さんの肖像画がね───。」

翠川「ッ!!?」

蘭「じゃ、じゃあ周作さんが部屋にこもって描いてた絵って...」

高明「恐らくその絵でしょう、葵さんに何も告げず黙々とその絵を仕上げていたのは...翌日の葵さんの誕生日に間に合わせ驚かせるため

「疎きは親しきを問てず」...親密は間柄の者に部外者は口を出してはならないという事だったのかもしれませんね」

翠川「っ、あ...あぁあっ〜...！！私はッ...なんて事をｯ...！」

膝を着いて泣き崩れた翠川、後味悪い事件だよ...。誰も悪くないんだから、目を一度伏せた由衣刑事は翠川を立ち上がらせ、連行して行った。

『はぁ〜...終わったな。』

コナン「だね...。」

蘭「それにしても今回も大手柄ねコナン君！汀紗！」

『いやぁ〜...// それほどでも〜!』

蘭ネキのお褒めの言葉にデレデレしていると、後ろの方で今回の事件の報告書は所轄に譲ってやると諸伏警部に伝えている敢ちゃんの話し声が聞こえてきた。

高明「フッ、やはりそうでしたか」

大和「あん？」

高明「君はあの少年と付けるはずの彼女を監視役として私に付けたと言っていた様ですが、仮にも容疑者の1人として名を連ねる私にその行為は危険過ぎる...。

君は最初から私を微塵も疑いもせず、あの白眉の少年を私に帯同させたんですね。次元の真相を見抜く相棒として...｣

大和「お、おいおいまだ小僧とただの女子高生だぜ？」

高明「第2の殺人現場の赤い壁を見てこれは警察に対する挑発だと我々が熱り立てる最中、あの少年だけはこう言っていました...」

───コナン「でも、犯人怖くなかったのかなぁ？現場のことを詳しく知らないのにダイイングメッセージマネしちゃうなんてさ！」

高明「あの言葉がなければ、赤い壁の真相に辿り着けたかどうか...」

諸伏警部はチラリとコナン君を見てきた。